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愛おしむ 心がありて 調べ歌

 

 

『大和歌  和を尊しと 太子曰く  結びの心  失きて創れじ』

日本古来から伝わる大和歌は、生きとし生けるもの在りとし在らゆるもの総てに、神から枝分かれた命があると認めた上で言葉を綴られています。

その命の絆を想えば、外見の相違や生き方の違いがあっても、魂の奥底を想起すれば同じ神の分御霊(わけみたま)である。

生まれや育ちが違うのは当たり前のことで、誰もが普段の生活を通して義務化された習慣を、繰り返し重ねて来たことで形成された個性の相違なのです。

それぞれの主張には根拠があり、それ相応の正統性があります。

自分の主張のみに拘る人が多い昨今、相手の気持ちを配慮する気心が薄まっていることは事実です。

相手の心が見えないのではなく、知ろうとしないだけである。

相手の考え方が分からないのではなく、理解しようとしないだけである。

それは個人的な主義主張のみを通そうとする我儘から出ている言動である。

それに気付かなければ永遠に治まらない悪癖である。

心の法則を学ぶ機会が少ない現代人には酷な話ではあるが、心の学びを失ったまま悪癖だけが習慣化するなら、人類に平穏な未来は無いと覚悟しなければならない。

高度な科学を得たとしても、魂が幼いままでは自己保存のために闘いの道具として使うだけである。

自分の普段からの素行すら反省しない人間が、他人の悪行為を正当に裁けるのであろうか…。

世の中には矛盾が満ちているが、グレーゾーン(無反省部分)を隠したまま、自分の心の傷みを触れられたくない恐怖心から、他者攻撃に終始する人も多いのです。

これはもう自己保存欲の権化である。

彷徨える現代人は心の法則を知るべきなのです。

自分の都合の良いものだけ認めて生きる強欲を捨てて、相手にも自分と同じ心があり、その心を元にした人生があると認める所から始めなければならないのです。

お互いに心の奥底を正しく観れば、同じ尊い命(神性)がある。

この生命の実相を理解し合うことで、相手の本来の人格を愛おしむ心が湧いてくるのです。

 

この心の道標はタイトルに川柳を用いております。(川柳も大和歌の一部である)

タイトルも本文も現代人を憂いる気持ちは、そのまま日本を司る神々の想いでもあります。

 

 

 

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