仁徳五大要素

 

【 大 祓 】

 

最後に【仁徳】の理念の五大要素の五つ目は『大祓』であります。

自然界には汚れ穢れを祓う浄化作用があります。

これは人間の内部にも自然治癒という形で行なわれています。

しかしその自然治癒力に個人的な誤差がある…。

何故に誤差があるかと言うと、それぞれの人の性格や人生観の違いによって感性に相違が現れているからです。

体内の治癒力を活性化させるものは明日(未来)を生きんとする気力であります。

この気力は将来に対する明るい希望を抱くことで育まれます。

自然界にある明るい希望は太陽であり、総ての天然流転は太陽の生命エネルギーが原動力になっています。

それと同じように人間の精神にも太陽の心が必要なのです。

明日を生きる希望(具体的な想い描き)は体内に活力を与え、常に健康体を維持継続させるための自然治癒力を活性化させます。

かくして人間の生命力は外部から受動的に与えられるものではなく、本人の主体性によって能動的に得られる生命力なのです。

そこに個人的な健康状態の差が出るのです。

明るい希望は常に太陽の心を取り戻すべく浄化作用を起こします。

これが自壊作用となり自然治癒となって雲一つ無い青空を呼び覚ますのであります。

大祓は人間に鎮魂を促がして心の浄化を果たさしめるのです。

ここで気付いた人も居るでしょうが、反省浄化は闇黒思想では展開しない事実。

つまり太陽の心があればこそ果たされるのが反省浄化である。

明日への希望があればこそ、人は自発的な軌道修正が出来るのです。

希望なくば心を正しく改めようとさえしないのが人間なのです。

しからば明るい希望を持つしかないのです。

この希望が持てない人は太陽の心を想起するべきなのであります。

夜明け前に起きて東の空を臨み、貴方よ静かに明けゆく黎明を見よ。

登りゆく太陽の光を浴びて、貴方よ素直な心を取り戻せ。

そこに魂の新生が始まるのである。

何が正しくて何が間違っていたのかが理解されるでしょう。

そうした太陽の心こそが真なる大祓を成さしめるのであります。

仁徳の五大要素の一つである『大祓』は基礎精神の基盤に該当します。

人格者であればこそ常日頃から反省浄化を重ねています。

高度に進化した魂ほど心の浄化を繰り返しています。

その習慣を忘却しないために本人に即した行法を附帯しています。

それが祈りであったり瞑想であったり、禊ぎであったり反省であったり、人それぞれの行法を行使しているはずです。

仁徳の昇華(行く末)は神徳であり、太陽の心が道案内してくれるでしょう。

もともと総ての人間は実相世界から枝岐れた大神の分身分霊である。

だからこそ神の子の魂は実相世界に里帰りするのであります。

 

 

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