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仁徳五大要素 |
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【 宇 宙 】
次に【仁徳】の理念の五大要素の三つ目は『宇宙』であります。 宇宙には空間領域に於いて制限が無く、それでいて絶妙なバランスで星々が秩序立っています。 人間社会の最大最高の模範は宇宙秩序であると言っても過言ではありません。 あの宇宙に心を合わせ、全精神を融け合わせたなら、大らかで平らかな人間社会が実現するでしょう。 未だ人類未踏の大宇宙には神秘な空間が犇いています。 一人の人間の小ささ儚さを痛いほど感じられるはずです。 宇宙の雄大さ高潔さ深遠さには人為を超越した大神の意識が実在するのです。 徳性開発が目指す人徳の規範は、人格形成の雛形である宇宙に他なりません。 星々が密集する銀河の美しさ麗しさは、互いの個性を尊重し合った高い意識レベルの元に成り立っています。 醜い自我と自我の相剋は、限りなく低い意識レベルの社会でしか展開しない…。 人類は宇宙秩序の下に反省どころか猛省しなければならないのです。 所有物の多寡に明け暮れる人間の愚かさよ…。 威厳の優劣に喜憂を繰り返す人間の醜さよ…。 知識の比肩に誇嘆する人間の浅はかさよ…。 外見の美に翻弄され内面の真善美を見極めようとしない人間の儚さよ…。 もはや人類は欲望追求の近代科学を捨てて、衆知を結集しながら宇宙空間に夢を描く時期が来ていることに気付くべきなのです。 宇宙の要衝には膨大な資源がある。 宇宙の歴史には甚大な文化が犇いている。 宇宙の最果てには地球人が予想も付かない荘厳なる神秘が待っています。 近年、地上界に蔓延る個性化尊重(自我の追求)を否定するものではありませんが、個を見て全を見ない人間が増えすぎた現代は、時代の逆行現象が進みつつあり、近代科学の利便性を誤用して未開拓の地に住む原始人の知識レベルに自ら向かっていることを知るべきでありましょう。 人心を迷わすものに傲慢(驕り高ぶり)がありますが、ひとたび大神(宇宙神格)に対面するなら自らの小ささ儚さに絶句するはずです。 しかし其処から真なる徳性開発は始まるのです。 自らの小ささを知らない者には実相の神々もまた何も語らず相手にさえしないでありましょう。 貴方が本当の徳性を磨きたいのであるなら宇宙という大神格の前に限りなく謙虚であれ…。 傲慢の雑草を日々摘み取る努力を怠るな…。 それが徳性開発に取り組む者の基本姿勢である。 誰かに褒められなければ成長出来ないようでは、日々餌を得ながら命を繋ぐ動物と変わらないではないか…。 自らの意志で夢を描き、自らの努力精進で運命を開拓せよ。 その意志に感応して宇宙の大神格は影に日向に御手を添えるのであります。
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