【継続】実相流転(天⇒地)

 

【 解 除 】

 

 最後に継続の理念を取り戻すための五つ目の徳目段階は『解除』であります。

@『開放』A『開門』B『蓄積』C『超越』…。

これらの精進努力を生かしながら『解除』するものが何であるかと言いますと、個人的な人間関係であります。

ここで言うところの『解除』は取り除くということではなくて、様々な人間関係に於いて絡まった諸々の問題(複雑に絡まった糸玉のような状態)を解いて精神面を自由に解放すると言うことです。

ここに於いても先の段階である@『開放』A『開門』B『蓄積』C『超越』を踏み締めた上で取り組まないと、自分本位で身勝手な解除となり、恐らくは他者批判や他者排除に走るでしょう。

知識だけで知ったかぶりした似非知識人たちは、こうした間違いを犯しがちなので注意が必要であります。

人間関係には思い込みや決め付けが横行していますが、これは個性化に於ける自我の弊害であります。

全ての結論を自分の主義主張に帰結したがる人は、他者の気持ちを配慮する心のユトリが少ないのです。

なぜ心のユトリが少ないのかと言うと、ありふれた解答で言えば執着であります。

一言で執着と言っても人それぞれ多岐に渡る内容があります。

心の領域は本来は無限なのですが、自我に囚われる分だけ人間は自分で自分の思考分量に制限を掛けています。

その狭い制限内に更に強い興味感心(執着)を巣喰わせているわけで、既に心の領域には余地が無い訳ですが、たまたま空隙を見付けても直ぐさま自分本意の興味感心で埋めるという悪習慣が付いているがために、他者の気持ちを想いやるという配慮が出来なくなっているのです。

そのような自分本位で身勝手な人達の中に紛れ込んでも、本来の神の子の性質を見失なわないためには、普段からの精進努力(神仰心・信仰心)が必要不可欠であります。

五毒に侵された執着は、悪霊の唆しも合間って伝染病のように汚染するので、常に神性を見失なわない工夫と努力を忘れてはならない…。

むしろ人間関係に於いて絡まった心の糸(意図)を貴方の徳性に於いて一つずつ解いてあげるべきでしょう。

決して急ぐ必要はないので慎重に細心の注意で臨んで致だきたい…。

ここに於いて徳性が足りないと多くの労苦を味わうことになります。

大抵の人が良き習慣の持続を絶たれるものが人間関係なので、安易な取り組みは危険極まりないのです。

先ずは個人的に良き習慣をコツコツと積み重ねて精神的バックボーンを確立してから、直面する複雑な人間関係に取り組んで致だきたい…。

徳性開発には常に徳性段階という順序を踏まえた精進努力が開かれています。

これは個人的な努力が確実に報われる道筋であり、その生長過程が大衆救済に繋がる道筋でもあります。

そうして天理と地理を貫いた継続の理念を体現して、むすびの大道を勇ましく歩む貴方であれ!

 

 

徳性開発十大理念【判断】【継続】