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【信念】実相流転(天⇒地) |
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【 境 遇 】
次なる大切な取り組みは『境遇』の改善であります。 信念の徳性を貫き難い場合は境遇に問題が多いと言うことです。 しかしその境遇は自分自身で創り出したもので、本来は誰をも責めることは出来ません。 人間は周囲の環境を受け入れて自らの個性を据え置きながら境遇を現し出すのです。 現在只今の境遇に不足の念を抱くのであれば、一念発起して改善を入れれば良いのです。 もちろんここには複雑な人間関係があり様々な軋轢も渦巻いているでしょう。 それでも何もせず流されるまま討ち死にするよりも、それなりに藻掻いてみることも良いかもしれません。 広範囲の改善は数多の人々を巻き込むために時には社会問題にまで発展しかねません。 ここは徳者として着実な一挙手一投足を心掛ける場面でしょう。 この時に忘れてはならないことは何のための境遇改善であるかなのです。 目的意志は道標として常に掲げる必要がある。 その目的意志(信念)を貫くために必要不可欠な環境と境遇を整備するための改善です。 おそらく大方の人が現状では足りないものは心のユトリであるはずです。 仕事では能力が高い人ほど職務に追い詰められ、職権利用の我儘者の業務まで押し付けられ、信頼度の高い人ほど多くの難問が集まり、問題児が犯したトラブルの後始末まで任される…。 現代の良識人は便利屋のように扱われて私事の時間さえ提供している善人は多いはずです。 つまり自我我欲者にとっては都合のいいペットのような扱いです。 都合が悪くなれば自我我欲者はペットさえ処分しかねない…。 何時か何処かで悪循環を断たなければならないでしょう。 そのためにも諸生活の中に心のユトリを持つことをお勧めします。 仕事や家庭から一歩離れた場所から冷静に人生を眺められる場所に身を置いて、自分にとって最も大切なものは何だったのかを想起することは、盲目的な世渡りをさせられている人間にとっては大切な命の時間に該当します。 人から頼られる善人は仕事も私生活も多忙になるのは運命的事実です。 ここは智恵や愛情を徳性に込めて、優先順序を決めて取捨選択しながら時には周囲を驚かせるような英断も有り得ると想われます。 徳者の周囲に依頼心の強い人間がいると苦労は絶えない…。 そうした状況下で小さな改善を繰り返し行い、何とか時間の余裕を創ったとしても、依頼心の強い人間はその空隙(時間の余裕)さえ無碍に埋めようと企んできます。 こうした悪循環が断ち難くなったなら、最後には環境を変えるという英断もしざる負えないでしょう。 人生は短いようで長く、長いようで短く儚いものです。 大いなる使命を抱いて地上世界に降り立った夢追い人には、地上に流れる時間が短く儚いものに映っています。 なぜなら混乱極まりない現代に於いて、初志貫徹の精神を崩しに掛かる迷妄者が誠に多く、事前の露払いで精一杯の状況は歴史上の常であるからです。
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