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【新生】実相流転(地⇒天) |
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【 取 組 】
向上心を持って日々生きられるようになっても、いつも同じ生活サイクルの中だけで一日が終わるだけでは、せっかくの向上心も空想の域を越えられません。 今までの反省回顧を活かす場所を求めて、新たな経験を積む機会を用意するべきです。 かつて反省回顧によって乗り越えた心境が本物であるかどうかを、自分自身で試してみることです。 するとある課題に於いては難なくクリアーできるが、他の課題では現状の自分では難しかったり、 また運良く乗り越えられたり、まったくもって太刀打ちできなかったり、人生は様々な様相を挺してまいります。 しかしそれはそれで良いのです。 より多くの経験を積むことが大切であります。 一人の人間が一生涯で得られる経験値は少ないかもしれませんが、可能な限り新たな経験を積むことをお勧めします。 これは多趣味になれということではなく、自らが打ち立てた夢や理想に対して関連する項目を選ぶということです。 縦に一本筋の通った骨格(夢や理想)が出来たなら、そこに肉付け(経験や体験)をしながら、全体像としての完成を目指すのです。 もちろん永遠の生命である人間には終わりはありませんので、地上人間の一生涯では此処までは行きたいという途中経過としての目標を持つことは良いことなのです。 その目標に関連することであるならば、進んで取り組んで経験を積むということが大切であります。 そしてそれを記憶に留めるために記録を取りながら反省回顧の材料にして、より深い思慮を通した真理悟得を目指していただきたいと思います。 ここに向上心の真価が問われるのであります。 思いの中だけの向上心なのか、行動(経験)に移せる真なる向上心なのか…。 この違いは大きな心境差で、正直に言えば現在只今の心境が利己的か利他的かの違いなのです。 自分のことばかり考えている人は経験値にも自己限定が見て取れますが、他者への想い遣りを向上心に託す人には制限が無いため、経験領域も無限になり選択肢も無数になります。 人間の行動力は利己的か利他的かで天地ほどの違いが出ています。 新生の徳性を体現するために、反省回顧の足場固めの延長で@成長(向上する)の次にA取組(経験を積む…をお話しました。 進んで経験を積みながら同種の課題を繰り返し克服して、ある種の問題解決に於いては、その道のスペシャリストになればよいのです。 利他的精神のスペシャリストは、驚くほど多くの困窮者を救い、また将来の人類を本当に救済する若き夢追い人を育てることでしょう…。 知識だけで知ったかぶりをする利己的知識人にならず、シッカリと自分の足で経験を積み、自らの手で体験を重ねる真なる高徳者をこそ目指して下さい。 浅はかな知識で悪戯に法を説こうとせず、才能が見え隠れしていても大方の経験を積む期間を耐え忍ぶ精神(謙虚の徳性)は、真なる徳性求道者の王道でなければならないのです。 忍耐なき者は自身の感情さえも克服できず、内部から沸き上がる衝動に対して、何処までも隷属的立場から脱却できないのです。 人の数だけの心理が犇く地上世界で多くの経験を積み、人としての思慮(懐の深さ)、人格の香り高さ、経験値から育まれた神をも想わせる理性を磨いていただきたい…。 そのための向上心であり、そのための経験値であり、それらの集大成としての新生の徳性体現なのであります。
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