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秩序五大要素 |
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【 磊 落 】
秩序については古来より様々な見解が述べられてまいりましたが、地上世界には未だ理想的な秩序世界が現れた歴史は無く、恒久的な理想秩序が根付くには、まだまだ永い時の流れを待つ必要があるでしょう。 秩序の理想は天国にあります。 それを理想郷と言ったり桃源郷と言ったり、こうしたユートピア論は世界各国にあるはずです。 真実の秩序には争いが存在しません。 醜い責任転嫁はありえません。 それでいて総ての人間が協力し合いながら生長してゆく発展段階があります。 こうした真なる秩序を地上にも現出させるためにも、人類は徳性を高める必要があります。 まず秩序の五大要素を説明します。 秩序の五大要素は『磊落』『理性』『類推』『礼節』『論理』になります。 一つ目の『磊落』は真なるリーダーが体現するべき重要な要素です。 これは懐の広さを想わせるような寛大さであったり、あらゆる主張を受け留める寛容さであったり、それでいて間違いを正す為の叱咤激励であったりします。 総てを統率する者としての使命観と、尊い命を預かる者としての責任観…。 ここに我が身を挺して役割に準ずる強き精神があるのです。 リーダーとして部下の失態は自分の責任であると自覚し、全ての痛手を背負う覚悟がなければならない…。 そうしたリーダーであるからこそ部下も一命を懸けて事に当たり、尊敬する統率者を護りながら秩序維持を天来の職務にするのであります。 部下の小さな失態に何時までも拘るようでは落第です。 愛に繋がる許しと、理路整然なる叱責、更に絆を深める激励をもって接するのが真なるリーダーとしての有るべき姿なのです。 こうした真なるリーダーであればこそ後の時代からも模倣されるべきであります。 豪放磊落を自由奔放と訳すには附加説明が必要になります。 人間の自我(ワガママ)のままで自由奔放に振る舞うなら単なる悪態に他なりません。 人として徳性を磨いて、人間関係に留意するからこそ、自由奔放は神の心に通じるものとなるのです。 文武に秀でて人望も厚く、人類の行く末に一命を投じる…。 これは徳性開発なくして有り得ない人格であります。 人心が荒んだ時代に於いては政教分離も仕方ない選択でありました。 神の心に通じる高徳者をリーダーに据えられない現状下で祭政一致は自殺行為(国家の崩壊)と同じであります。 先に心の法則を学び、徳育をもって人心の底上げをしながら、将来の人類を本当に救いうる真なるリーダーを育成するべきです。 こうして秩序の要となる『磊落』の要素は、暫くの時の流れを待たねばならないでしょう。
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