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健気さは 見返り求めぬ 人にあり

 

 

野に咲く一輪の花は、昼夜を問わず生長して、やがて美しい花弁を開きます。

その生長を止めることなき姿勢が、草花の純真さを感じさせます。

誰に媚びることなく、何に諂うことなく、日々生長を重ねる神秘は、誠に神聖な営みを醸し出しています。

こうした健気さを心掛けるべきである…。

人間も自然の一部なのです。

好い加減な処で妥協をして、ここまでくれば良いだろうと自己満足に落ち着き、その後の努力を忘れ惰眠を貪るなら、ウサギとカメの寓話の如く、それまでの成果を台無しにすることになります。

人間の本体は魂そのものです。

もっとハッキリ言えば、その魂をも創造した意識そのものであります。

意識は智慧と同義であって、智慧は神(大生命)から流れる生命そのものです。

生命は止めどなく湧き出る泉のように、無尽蔵の源泉に繋がっている。

つまり人間は誰もが、無限生長を約束された永遠の旅人なのです。

しかも自由意志と行動を持ち合わせた高貴な生命体であります。

心の成長が無いまま高度な文明を得た20世紀末、人類は預言書に書き残された終焉に向かって暴走していました。

あのまま世紀末を迎えるかに見えた暗黒時代の中に、一つまた一つと救世の灯明が地上に灯りました。

微かに揺らぐ希望の光は徐々に繋がり、遍く地上を照らして行きました。

それはまるで病気に苦しむ地球生命体を、手厚く介抱するかのように…。

そうして地上に降りた光の天使たちが、世紀末預言を覆したのです。

しかしこれは世紀末惨状を消滅させたものではなく、応急処置を施したため、地球生命体の病状悪化を先送りした感があります。

まだ世紀末預言は終わっていないのです。

根本治療は一人一人の心の浄化にあり、無法地帯と化した人間の心に光(真実)を灯して、個人が主体的に心の整理整頓を行使しなければならないのです。

自由意志を悪用してきた心を改めて、努めて善用する必要があります。

そうした皆さんの健気な努力で、未だ世に徘徊する世紀末預言(ヤマタノオロチ)を退治(消滅)して致だきたい…。

草薙劔は殺人剣ではなく活人剣であります。

諸刃の劔は心を磨いた達人でなければ扱えない真剣である。

無限生長に臨む白心(清らかな心)で、地球の未来を開く真なる勇者の出現を、草薙劔は待っているのであります。

 

 

 

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