【き】 

 

気に掛ける 心のユトリが 愛を生む

 

 

かつて日本は大和国(やまとのくに)と言われていました。

夫婦和合の元で家族を大切にして、家系を貴びルーツを重んじる美し国と言われたのです。

その家系の基(本家)は天皇家に繋がり、更に天孫降臨を辿れば天照大御神に至ります。

つまり日本国民は、皇統連綿とした神の子としての歴史観を、国民性の中に宿した民族である。

だから天皇家に産まれるということは大変に重要なことで、その事実だけでも産まれながらに十字架を背負っている訳で、民族を代表する者としての重い責任が常に付き纏うのであります。

本来この重責に堪えられる人は皆無である。

総理大臣でさえ任期が終れば一般人に戻れるが、天皇陛下は人生そのものが国の代表者であるのです。

公私を分けたとしても些細な言動まで留意しなければならない…。

そうした尊い方々が日本の中軸に存在されるのです。

日本の天皇制は世界の歴史上から見ても非常に珍しく、三千年近い年月を越えて国民性の中心柱として、連綿と綴られ引き継がれて来た大和国のルーツであり精神であります。

国歌『君が代』に歌われた御心(みこころ)は、そのまま天照大御神の大御心(おおみごころ)であります。

国民一人一人の健康と幸福を願い、人と人との心と心を結び合わせる祈りが『君が代』には込められています。

天皇家にお産まれになられた皆様方には大変に恐れ多く申し訳ありませんが、この国に流れる大和精神(やまとのこころ)を運命として、どうか今後も日本の未来を宜しくお導き下さい。

そうして天皇家を支える皆様方も人生を懸けて職務を全うして下さい。

もはや天皇制を軍国主義と同一視する時代は過去の迷いであります。

陛下を矢面に立たせることが祭政一致ではないはずです。

政務に神の道(こころ)を取り入れ(神託)鉾先を軌道修正されるのが陛下の御役割なのです。

政務の都合付けに御神輿として利用した軍部の悲劇を、もう決して繰り返してはならないのです。

太平洋戦争に反対されながらも敗戦後の大責任を自ら背負われた昭和天皇陛下は、皇室の目録(財産)と絞首刑の覚悟をもってマッカーサーに直訴されたのです。

敗戦の傷痕を残した本国で、これから国民が飢えと苦しみに惑うなら、私は絞首刑になっても構わないから、どうか皇室の財産を使って国民一人一人を助けて下さい…と。

こうした陛下の命懸けの懇願がマッカーサーの心を響かせ、日本は日本国として存続することになったのです。

こうして敗戦後の日本(存亡の危機)を救ったのは昭和天皇陛下でありました。

 

 

 

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