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【こ】
恋心 憧れ抱く 思いなり |
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恋は憧れ…相手を思う心なり。 愛は結び…相手を想う心なり。 同じ『おもい』でも思いと想いでは意味内容が違います。 思いは着眼点が自分であり、自らの尺度で自分と相手を比較したときに、未だ自分には無い他の何かに憧れる思いである。 この恋(思い)は個性の分析力を養うためにも大切な心の要素になるのです。 世に残る文学作品は、恋心があってこそ深みを得たのであり、その高尚なる深みが大衆に感動を与えたのであります。 人は恋することで今までにない進化の階段を、自らの意志で踏み締める勇気が出るのです。 しかし恋は利己的自我が強くなると、心の質を低下させることがある。 もともと恋は心が下に付いているため、下心に落ちやすい思いでもあります。 また愛(想い)は相手の立場を想いやる心であって、相手の気持ちを本当に理解するためには、限りなく自我(心の色眼鏡)を薄める必要があります。 心の優しさや温かさは人間の真心であり、愛という字には心が真ん中に付いています。 しかも久しく(永久に)真心を授けるという想いで構成されたのが愛であります。 心の位置が何処にあるかで意味内容が変化するのです。 因みに心が頭(最初)にくると怒り心頭となり、頭で思いを配る(巡らす)と心配となる。 恋心は自己中心的思考に落ち込むと心配事が多くなるのです。 恋愛は心の持ちようで人を成長させたり堕落させたりする。 正しい恋愛の道筋は、恋心から愛心に昇華するべきであります。 恋(憧れ)は人に夢と希望を与え、愛(結び)は人に勇気と忍耐を与えてくれるでしょう。 異性を好きになることは美しく素晴らしいことなのです。 求めて止まない心の位置を、人として大切な真心の位置に合わせたなら、相手との距離や時間は限りなく近付いてゆくのです。 心の世界には距離も時間もなく、純粋無垢な想いで呼び掛ければ、すぐさま心は一つに融け合うのです。 真実の愛は自他一体の自覚である。 結びの心なくして愛は語れないのであります。 |
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