【な】 

 

懐かしむ 記憶の中に 成就あり

 

 

人生とは願いを叶えるための道筋でもある…。

勿論この願いの内容は人それぞれであるが、遣り甲斐や生き甲斐があれば尚更のこと、願望成就は人生そのものになるでしょう。

この願望は霊的に観れば浅きもの深きもの様々であり、目的目標が地上的(物質化)であるほど具体的な成果として成就します。

しかしこの具体的成果は時と場所と人との三要素が揃って始めて整う成果であり、その三要素の一つでも欠けると物質的成果は風化に向かい、やがて消滅する運命にあります。

つまり願望成就は具体的な夢であればあるほど叶い易いが、形態があるものは必ず過去のものとなり、いずれは終焉を迎えると言うことです。

また目的目標が霊的(抽象化)であるほど心が豊かとなり、願望成就に於いては多種多様な具現力を発揮し、様々な時代や環境や人種などにも臨機応変な対応が可能になります。

こうしたことから夢の成就には霊的(抽象的)な想い描きと地上的(具体的)な想い描きの両方があれば、夢追いは人生そのものになると言うことであります。

何れにしても心の内部を整理しておく必要があります。

何故なら尊い大望(偉大な理想)も、心の表層に地上的な欲望が多いと、いつしか大望が我欲に変化してしまうからです。

こうして失われた高貴な夢の数々が、まさにパンドラの箱の奥深くに押し込められている。

最初は誰かの幸せのために歩み出した尊い夢が、社会人として俗世に馴染むごとに目先の利益追従に走るようになる…。

人のために生きてきた者も、日々の生活維持が精一杯で、家族を養うことが仕事の意義となっても仕方ない状態である。

いつしか高貴な理想は失われて、自分の生活維持のための人生になっているのです。

こうした時に立ち止まって人生を振り返り見る習慣があれば、本来の原点(スタート位置)と道筋(理想に元ずいた生き方)を想い返して、歪みつつある心の方向性を確認出来れば、自らの意志で軌道修正が可能になります。

原点回帰は人生の節目となって、正しい生長過程へと導いてくれるはずです。

 

 

 

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