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虹を待ち 雨露凌げ 夢心

 

 

どのような人であっても心の奥底には夢がある。

それは余りに深く、小さな灯火になっている。

しかし小さくても夢は夢である。

この夢は本人には見つけ辛い心の奥地に隠されている。

なかなか見い出せない夢であるからこそ、あらゆる形(願望)に変化して現れてくる。

それは心の奥底に実在する真実の夢の一部分に過ぎない。

しかしそれが夢の一部分であるからには、小さな夢の欠片を繋ぎ合わせれば、徐々に明白な夢を把握できると言うことである。

目先の小さな願望は実現し易いが、喜びも束の間である。

足早に通り過ぎる願望成就の喜びは、それそのものが未だ真実の夢ではないと言うことを物語っている。

心の奥底にある真実の夢は、自分の個性の殻を打ち破らなければ見えてこない。

なぜならそれは愛そのものであるからです。

夢の本質は愛である。

愛が動き出せば智恵となり、その智恵の実現が貴方の夢の本来の正体である。

その夢(智恵)は神の世界から多くの愛念を湧き出させて、より多くの魂を目覚めさせ導いてゆくであろう。

天国にある真実の喜びを地上に持ち来らすための夢追いこそ、人間にとっての最大の理想であるべきなのです。

自分一人だけが喜べる願望は、生まれたばかりの赤ん坊でも実現できる。

自分以外のより多くの人たちの幸福を実現する夢は、様々な要因を乗り越えなければ難しいが、その難関を乗り越えた先に訪れる夢の達成は、より多くの人々の幸せに繋がり、さらに夢追い過程での努力の日々は、多くの称賛を得ることになる。

貴方よ大志を抱け…。

人の幸福のために描かれる夢は、時代も次元も超越するであろう。

かつて誰も実現出来なかった大きな夢を抱いて、地道にコツコツと歩めばよいのである。

遙かに高く遠くを目指すものは、静かに着実な足跡を残せ…。

その足跡の総ては、後から続く夢追い人たちの心強い道標となる。

夢を追い求める者に必ずと言って良いほど訪れる苦難困難は、その夢が真実の夢であることを裏付けている。

だから苦しくとも悲しくとも諦めず、雨露を凌ぎながら実現してほしい。

そのコツはただ一つ。

自分の事ばかり考えないで、他の人の幸せに繋がる夢を追い求めること。

人のための夢追いこそ、貴方の真実の夢である。

 

 

 

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