02 光の郷里

 

実相宇宙の始まりのとき

時間と空間の総てに於いて

真実の光が満ち溢れ続けていた

それは極小(ミクロ)であり極大(マクロ)

無であり有であり

一定(すべて)の形態を備えないで

それでいて総てを具えているのである

この実相宇宙の光の世界こそ

万象万物の帰るべき郷里である

 

この実相宇宙より

二つの理念が顕れてきた

一つは繁栄であり

一つは調和である

 

繁栄は光に向かい発展を続け

陽であり 時間であり

遠心力であり 生長する力であり

それは 永遠…

総ての創造は繁栄が齎らし

繁栄の理念の基に 芸術となる

 

調和は摂理を守り秩序を保ち続け

陰であり 空間であり

求心力であり 生かす力であり

それは 無限…

総ての創造は調和に育まれ

調和の理念の基に 優美となる

 

この二つの理念は

時間空間の一点にて結ばれ融合したとき

そこに真価値(生命)が生まれてくる

 

それは細胞が分子によって組織するように

分子が原子によって組織するように

原子の基が素粒子によるように…

無から有を創み出し

理念から現象を創み出すところの

理念の世界に於ける

永久無窮なる真実である

 

この繁栄と調和の理念が

現象(現実)世界に投影されるときに

認識の形式(レンズ)を通して

創価作用の形態(かたち)として

あらゆる姿に組み合わされてゆくのである

 

繁栄と調和の理念に順序あり

繁栄が主として先走り

調和が従として補いゆく

樹木の生長(繁栄)ありてこそ

樹内(うち)を育む(調和)働きあり

外部の造作 進めてこそ

内部の仕上げ 出来るなり

何方も尊い理念であるが 

繁栄が主であり 調和が従である

これ大宇宙の理法なり

 

創造作用の真実は

理念(理想)が先で

現象(現実)が後となる

現実(形態)を優先するところに

理想(こころ)を見失う原因あり

 

繁栄と調和の二つの理念を

永遠に無限に結び融合し継続するとき

尽きない進化の中より

真実の愛が創み出し続けられるのである

 

これらは決して一面ではなく

そのまま即 多面性を有する

多面として岐れたる夢たちが

繁栄と調和の理念の基に

一つに集約されてゆくのである

 

そして総ての希望(夢)たちが

光の世界(郷里)に帰り着くべく

光の道しるべでもあるのである

 

全ての理想(夢)を実現する鍵は

久遠の昔も現代も

そして永遠なる未来に於いても

愛(結ぶ)と賛嘆(喜び)とによるのである

 

そして夢追い人たちの帰るべき郷里とは

時間と空間が結び融合された

実相宇宙の光の世界(郷里)であるのだ

 

 

 

05  実相流転 【光の道標編】