11 夢追いを助ける言霊学

 

皆さんが生まれる以前も、また生まれ出て今日に至るまでも常に寄り添い、時には貴方を守り、時には貴方を導いてきた、もう一人の自分が存在される訳ですが、俗に守護霊と言われる貴方の分身とは果たしてどの様な存在でありましょうか…。

それは個性を有するエネルギーであり、生命の進化を遂げ続ける想念(意識)であります。

その個性を有するエネルギーが、想念(言葉)を凝縮することによって、光の粒子が想念を媒体として現象化(物質化)してくるのであります。

個生命の誕生は此のような経路を辿って行われ、規模こそ違いますが天地創造と同じシステムで果たされるものなのです。

言葉(想念)が総ての始まりであり、言葉(想念)こそ全ての魂(個生命)の進化に必要な生命エネルギーであります。

さて皆さんは『言霊』という言葉を御存知でしょうか。

現代では余り馴染みのない言葉になりつつありますが、日本では古来より言葉には霊魂(たましい)が宿ると言われております。

語学が発達した地域には、それに伴った文明が発達していると言います。

語学の高まりが文化の高まりでもある訳です。

この『言霊』に就いての詳しい内容は、新創世記14巻(言霊学)にて語られておりますので、此処では掻い摘んで説明したいと思います。

言葉には次の三つの意味合いが含まれております。

それは@『思念(想念)』でありA『発声音』でありB『表現(表情)』であります。

心に思う(想う)ことが発声(音)となり、やがて表情や行為として現れてくる…。

常日頃から心に思い描いている内容が自然に口を通して語られ、自然に行いとなって現れてくる訳です。

其処に魂の傾向性や、其の人の人格などが見え隠れするのであります。

想念というものは強まれば強まる程、確かな形として現象化(物質化)してまいります。

占い師が手相や人相などを見て、曲がりなりにも運勢を大体は言い当てるということも、思念想念の形態化(物質化)の真相を悟れば納得がいくのではないでしょうか…。

ただ其れは過去から現在に至るまでの想念の現れとして、その後の未来への方向性を予想しているに過ぎず、それは天気予報が台風の動きを現在位置に至るまでの方向性(過去のデータを分析した予測)で、その後の台風の順路を予想しているのと等しく、台風の目は往々にして進路を変えて行くように、人の人生に於いても本人の努力如何によって大きく運勢は変わってゆくのです。

即ち過去から現在に至るまでの想念(言葉)が、其の人の未来への行き先を示してはいるけれども、現在から未来への一つ一つの努力の度合いや積極的な方向転換の前には、全ての占い(運勢)が無力となって行くのです。

言葉が運命を変える…。

言葉が何故に運命を変えてゆくのか、どの様に変わってゆくのかと言いますと、次のような過程を経て変わって行くのであります。

まず何時も語っている言葉を一つ一つ点検し反省し、尚一層の正しい言葉に修正してゆく必要があります。

例えば貴方が何か夢を追い求めている方であるとしても、事ある毎に「この夢は叶わないのではないだろうか」とか「多分ダメではなかろうか」とか、更に夢追いの足取りに重い鎖を繋げるような言葉などを語ってはいないであろうか。

夢追いをする以前から障害ばかりを予想して回避策も超越策も考えないまま、不安心や恐怖心を自ら煽ってはいないかどうか…。

こうした根本的なマイナスの言葉の宣り直し(不安や恐怖的焦燥を、希望や勇気的意欲に言い変える)をしてゆくことが、最初の段階となってくる訳であります。

そうして貴方の心の世界がマイナスの心を駆逐してプラスの心で満たされてきた時に、其処に行動(夢追いの努力)が伴ってゆくならば、貴方の性格がより良く変わってゆくことを自他共に認めざる負えないでしょう。

性格が尚も良化し純化してゆくならば、貴方の人格が更に高まらざる負えないのです。

周囲の人たちが貴方の人格の向上(高まり)を目の当たりに感じてゆくことになります。

するとその人格の高まりが人間関係を滑らかなものとして調和させてゆくため、貴方の環境が良転してゆかざる負えないのです。

そして環境が良転してゆく中で運命の扉は自ずと開かれてゆくことでしょう。

言葉に魂(生命)が宿り、正しく語られるようになれば心が良化し、更に心が純化するならば性格が変わり、性格が変われば人格が更に向上してゆく中で自ずと環境が良転して、貴方の運命を尚一層すばらしいものとしてゆくことになるわけであります。

日本語には、平仮名・片仮名と言った基本的な文字言葉がありますが、この五十音を縦に〈アイウエオ〉と並べ、横に〈アカサタナ…〉と並べますと、縦の端にあるア行〈アイウエオ〉が陽音であり、その他(カ行より後…)が陰音となります。

陽音〈アイウエオ〉は語尾がハッキリと露わに現れてくる音でありまして、一つ々々の音〈アイウエオ〉には光の生命エネルギーが宿っている音でもあり、それぞれに光明の意味合いが内包している霊音であります。

其れとは反して陰音〈カ行より後の音〉は、その音のみでは語尾がハッキリとしない霊音であります。

例えば『カ』という音を発音するにしても、『カーァ』とアの音(陽音)をも出して来なければ、ハッキリと発音が出来ないのです。

それは他の陰音の総てに於いても同じであって、どうしても陽音〈アイウエオ〉の何れかをも出して来なければ、ハッキリと発音が出来ないのが陰音であります。

自信が無くなる人や、不安や恐怖に苛まれている人たちは往々にして、この陽音(生命エネルギー)が失われぎみであるのです。

将来に於いて政治家や弁論家、歌手や俳優などの言葉を友とする職業を夢追う方であれば、尚更この陽音(生命エネルギー)を大切にして致だきたい…。

それでは陽音とは如何なるものであるかを簡単に説明しておきます。

まず『ア』という陽音は【光】そのものを意味しておりまして、五十音の中で最も美しく清らかで明朗な音を発する言霊であります。

次に『イ』という陽音は【生命】そのものを意味しておりまして、聖泉の如く生命が湧き出ずる『イ』であります。

次に『ウ』という陽音は【努力・向上】そのものを意味しておりまして、上に向かって浮き上がらんとする向上心や、夢(目標)に向かって歩み続ける努力そのものが『ウ』であります。

次に『エ』という陽音は【選択・結び】を意味しておりまして、枝とか選ぶとか縁を円やかに結ぶという精神も『エ』の陽音の成せる御技であります。

次に『オ』という陽音は【謙虚さ】を意味しておりまして、大いなるもの(無限であり永遠なるもの)に対する恐れ畏む姿勢を司る言霊であります。

これらの陽音が陰音と結び融和されて、始めて完全なる言葉(世界)が創造されてゆくのであります。

 

 

 

07  実相流転 【水の道標編1】