11 神々の交響曲

 

天空から雫が落ちてくる。 

その一雫が水面を叩くと、幾重にも波紋が広がってゆく。 

また一つ違った場所で雫が水面を叩くと新たな波紋が広がる。 

一雫目と二雫目との波紋がぶつかり合い打ち消し合い、そこにまた新たな波紋を広げてゆく…。 

そうして更に複数の雫によって波紋が現れては、あらゆる波を形成してゆく。   

あなたたち人間世界は、このような波紋による響き合いの世界となっている。

地上の人間のみであったなら、小さな池の中に雨粒が降り注ぐように、ささいな響き合いでしかないが、それでも数多の波紋は一大シンフォニーを奏でるでありましょう。 

しかしそこにささやかな波紋の共鳴を故意に消し去る輩も存在するのです。 

それは俗に悪霊と言われている彼らは、池の上で共鳴し合う個生命たちの波紋を、あたかも側面からホース等の水で消し去る愚行をするものである。 

かくして個生命たちは自らの曲奏を見失う。   

そこに現れる世界観は、無気力・無責任・無秩序である。

しかし神々は放ってはおかない。 

神は決して黙ってはいない。 

神の世界には悪を助長することを許さない聖善神も存在する。 

日本神道の世界において諸天善神と言われる神々の中には、本来は光導神(如来)・聖導神(梵天)・救導神(菩薩)も数多いが、地上界へ直接、手を下しやすい『地の高天原(諸天善神の世界)』にて、人間の魂修行を見守っているのであります。 

そうして必要に応じて地上にて肉体を纏い、ひときわ大きな善導(霊的波紋)を顕わす。 

また霊天上界からインスピレーションを投げかけ、霊的指導をすることもあります。 

しかしその多くは、自然界の様々な営みを通して、直接的な現象を顕わすことが多いと言えます。

営々と繰り成す自然界の経綸の中に、神々の息吹が実在するのです。 

悠久の過去より、人々に畏怖と威厳とを示してきた自然神たちは、その身に荒霊(あらみたま)を纏い、音霊(おとみたま)の激震によって霊的感化を成さしめてきました。

新創世記が語られる今、神々の調べを皆さんに伝える時期が到来しております。

香り高き自然神の音霊を、無形下な心持ちで受け取っていただきたいと想います。

 

 

 

11  八大霊学 【音霊学編】 (荒霊)