16 海原の調べ

 

旧世紀の歴史観によれば

人類の歴史は

たかだか数千年であると云われてきた

また発掘された諸々の遺跡を

現今の科学が分析したところによれば

数万年の人類史であると云われている

さらに近年において発見された古文稿や

地質調査の分析によれば

人類の起源は数十万年に遡ると云われているようである 

人類の起源が海の生物であったと説いた学者も居たようだが

これはある意味で当たっているかもしれない

しかし人間は海の生物ではない

ましてや動物から進化してきたわけでもない

人間は創造の太初より人間であったのだ

日本という島国は霊的磁場としても格調の高い

優れた土地柄に位置している 

この大和の国を開いた神々は高天原に集いし高級神霊であった 

彼らがこの日本に集いし理由は

すべての民族を一つに集結させるために

大和の精神の旗印の下に集い来たったのである

そのキーワードは『むすび』であった

『むすび』とは陰と陽との融合である

水(シ)と炎(ホ)の霊的陰陽の合一である 

シ・ホとは塩であり

Na…ナトリウム(アルカリ)と

Cl…塩素(酸)との結合である

結合とは我れらの言葉で潮の作用を言うのだ

高天原に集いし神々は

人間の体に相応するように

日本の国土を創造した

そうしてそれぞれに役割分担をされて

この国を統治してきたのである

我れら海原の神々は

海洋より国民たちを守り導いてきた

かつて洋上での戦火の折に

神風を起こしたのも我れらの神力である 

心ある者よ

五官の世界を去って

実相の世界を観よ… 

そこに龍宮本源世界が観えてくるであろう 

音を紡ぐ者よ

物質世界を断って

海神(わたつみ)の音を聞け… 

そこに懐かしい調べが流れているであろう

すべての創造の源は龍宮本源世界にある 

魂の故郷は霊的海原にこそあるのだ 

海とは生み出しのウミ(海)であり

海とは映し出しのウミ(本源)である

そうして人類のルーツも

天海(あま)にあると云うことを知れ

日本人のルーツは数千年の昔

遠く南方海洋から渡ってきた海洋民族が主流を占めている

その後 西方や北方より流れてきた他民族も合流して

多民族国家であった大和の国民たちも

神々の度重なる尽力によりて

一つの国体として纏められて来たのである

良き伝統は取り入れ

悪しき伝統は改変し

個別思想が蔓延する世界情勢の中で

たった一つの奇跡の国(日本)が

調和国家として連綿と継承されて来たのだ

さらに古い話をすれば

人類のルーツは数億年の昔

遥かに遠き天宇宙(おおわたつみ)から渡ってきた

星間渡来民族である    

当時すでに地球には人類の始祖に該たる方々が居たが

我れらは地球を麗しき調和の星とせんがために

地球大神霊の要請によりて

この青き地球に降り立ったのである

我れら海原の神々の神樂は

音霊オーケストラに当てはめるならば

鍵盤楽器に該当するであろうか

個別の粒子(音)を豊かに連ねて

大調和の香しきメロディーとするのである

波の作用は自らのみの高みを求めるものではない

他の多くの同朋たちを

なめらかに繋ぎとめてゆくところに使命がある

霊的波長は大波小波となりて

人の心の奥深くに浸透するものなのだ

そうだ神ながらの道(神道)とは浸透であり

これを『むすびの大道』と云うのだ

音を紡ぐ者たちよ

音楽の世界においても

むすびの大道を歩め 

聞く者の心と心を結びえてこそ

音楽の本来の使命は完成するのである 

あなたたちの音感を

他の人々の心の扉を開かしめるために

大いに最大限に発揮せよ

そこにこそ我れら海神の援護射撃は

汝をも守り導くものとなるであろう

 

 

 

11  八大霊学 【音霊学編】 (荒霊)