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29 シンプルに生きよ (質素倹約は王道である) |
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人間の成長過程において、陥りやすい三つの罠が『過信』『盲信』『慢心』であります。 これらの思いはみな、外から取り付けたものではないのですが、その動向をみれば全て自己の内部に発生要素があるのです。 この発生要素は、かつてより『利己心の魔』と言われ、この魔心(まごころ)が真心(まごころ)を歪めてしまう原因でもありました。 そうして利己心の魔が、自己の内部から手招きをして、外部の悪意を引き込むのであります。 この利己心の魔を駆逐しなければならないわけですが、まさしく敵は本能寺(自己の内部)に居るわけで、向こうの方が自分の内部事情をよく御存知なのです。 だから心の変革を臨むたびに、本人にとって一番に弱い部分(的)を突いてまいります。 この的が多い程、戦いは不利であるわけで、欲得が多ければ多い程、入れ替わり立ち代わり痛い的を突かれることになるのです。 したがって、この的にあたるものを、一つ一つ勇気をもって整理してゆかなければならない…。 それが極度の興味関心であったり、拘りや囚われであったり、片寄った好みであったり…。 こうした心の中の数々の的が心の影として、自分の生活の中の持物や装飾などとして現れているのです。 あれこれと物や事象に頼る気持ちを一つ一つ整理して、心の内面からシンプルに生きる工夫が必要であります。 流行り廃りを虚しく追いかけることなく、実質的に必要なものだけで外見を拘らなければ、心境的にも経済的にも余裕が生じてくるはずです。 本当に必要なものまで捨てるわけにはいかないでしょうが、見回せば一年間に一度も使用しないものも溢れているのではないでしょうか…。 自宅に物が溢れているにも関わらず、新しい身支度を購入して装う心持ちは何なのかを、よくよく考慮してみるべきなのです。 シンプルに生きましょう!!! それだけで心が軽くなるはずです。 またここで徳性求道者を意図的に狙う悪霊が存在することを知らなければならない…。 彼ら(悪波動たち)は、この地上に徳育が普及することを嫌がっています。 なぜなら彼らの食糧(エネルギー源)は、地上で巻き起こされる悪しき想念感情だからです。 神の世界から生命エネルギーを受け取れなくなった彼らは、その日々の糧を地上界に求めているのです。 憎しみや怒り、争いから誘発する感情の歪み、こうしたものを彼らは活動エネルギーとして食糧に変えているのです。 よって彼らは自発的に地上を混乱させんと、その魔の手を伸ばしてくるのであります。 したがって真理を説く者ほど、彼らに狙われることになります。 彼らからすれば手立ては簡単で、真理を説く者が、心の内面にブラ下げて歩いているところの、的(弱み)を突くだけのことです。 欲得願望や崩れ易い感情を刺激するだけで、大半の真理普及者たちは落ちていきます。 かろうじて踏みとどまった聖者でさえも、死に面して逃げ帰る者や、自分を良く見せたい(偉く見せたい)という羨望欲を突かれて、いとも簡単に下り坂を転げ落ちてゆくのです。 ここに徳性開発の『謙虚』の徳性が、いかに重要であるかを心得なければならないのです。 群がるハエは払っても払っても、しつこくたかってまいります。 それはそこにハエを呼び込む原因があるからです。 その原因を(目立つ的を)一つ一つ取り去って下さい。 まさに質素倹約は王道であります。 無駄なものは逐一省き、本当に必要なものこそ身に付けるよう心掛けるのです。 自らを飾りたいものは、悲しいかな言葉にも外見にも出てくるのです。 こうした自分の現状を時おり顧みる貴方であれ!!! 自己反省が出来なければ、やがて人は、魔の巣窟にされてしまうでしょう。 これについては厳しく戒めなければならないのです。 |