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26 定款と規律 |
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根本理念を『むすび』として、地球人類の未来を構築してゆくわけですが、この『むすび』という理念を万民に浸透させるためには、具体的な定款を立てる必要があります。 銀河系宇宙連邦には銀河連邦宇宙協定なる柱があるようですが、これの地球規模の協定(地球人類協定)なる定款として、幾つかの柱を立てるべきなのです。 これが各国レベルになれば国定となり、企業であれば社定(社則)、小グループであれば規定として最も適合した内容のものを用意するべきです。 日本の礎を築いた聖徳太子は、惟神の道(むすび)を地上に現すために冠位十二階を定めました。 位階の詳細(当時の徳性における詳細)は定かではありませんが、それぞれの位階に人間としての段階的な目的地を示したのです。 この位階を国定としての縦の真理(柱としての時間軸)とされたのであります。 そして縦の真理を広く国民に浸透させる目的で、横の真理(梁としての空間軸)に当たる十七条憲法を置いたのです。 この場合は縦の真理(冠位十二階)が定款(国定)であり、横の真理(十七条憲法)が規律になります。 天意に近いほど抽象的な言葉になりますが、地意に近付くほど具体的な言葉に返還しなければなりません。 したがって枝葉に近付くにつれて人間の生活に基づいた言葉で伝えるべきなのです。 こうした配慮を飛鳥時代に生きた大使が既に行っていたことを、日本人として誇りに想っていいのです。 十七条憲法に綴られた言葉には、あらゆる学派宗派のエッセンスが込められ、政務の基本も色濃く語られ、人としての規範まで事細かく示されています。 まさに聖徳太子は日本が生んだ大天才であり、偉大な救導者でもありました。 現代の社会に残されている各々の法律に、人の心の規範を説いたものが幾つあるでしょうか。 人間として大切な心掛けを殆ど語らないまま、決め事だけ乱立している現状は、同時代における人心の荒廃ぶりを裏付けている…。 事件事故犯罪等が起きるたび、再発を防止するために作られた項目が乱立しているのです。 ゆえに並べられた法体系が、その時代背景を雄弁に語っているということです。 今後の定款規律の中には人間の心の教えを多く込めるべきなのです。 そうして時代性に合った規律を流動的に作り変えるべきで、何千年も昔の規律を遠い未来にまで持ち込ませないように、時代精神の高揚を目指すべきなのです。 根本理念に当たるものや定款に該当するものは、コロコロと変換させるべきではありませんが、人間生活に密接に関わる部分に定める規律は、時代の興隆とともに進化することが望まれます。 |