100 運命の開拓

 

因果応報という考え方が古くから伝わっておりますが、この因果の理法の本当の意味は、物事の原点を見い出すところにあるはずです。

自分の悪しき所を見つめることのみで解決したように思う人が多いですが、そのような人が他者の言動を見ると、やはり当人の悪しき部分を発見することのみで終わってしまいがちなのです。

外界は自身の心の影であり、心の赴くところに従って形を変えてくる映し鏡です。

だからこそ他人の言動に悪しきものごとが多く見えるということは、自らの心の中にも悪しき要素が巣食っていると警戒せねばならない…。

やはり人間は何処までいっても自己反省から始まって、すばやく心を改めながら未来の映し絵を良化してゆく努力を要するのです。

因果応報は反省回顧の習慣を見失わないための命綱だと認識して、『類』の徳目を磨く上でも心の法則を深めてゆくことをお薦めします。

それが運命の開拓を進める人間の、力強い日々の歩みに繋がるのであります。

 

 

 

18 徳性開発 【融和】