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109 三観視点 |
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古事記の神話によりますと、黄泉国から帰還された伊邪那岐命は禊祓いで御身を浄められたと記されています。 そして左目から天照大御神、右目から月読命、鼻から建速須佐之男命を産み出されました。 伊邪那岐命は三柱の貴き御子の御生誕を喜ばれたのです。 なぜなら伊邪那岐命は禊祓いによって、真理の瞳が開かれたからです。 物事の真相は見た目だけでは解らないし、固定概念だけでも測れない…。 正しい解釈を真相真理から得るならば、次の三つの視点が必要になります。 それが実相観(左目)・心象観(右目)・現象観(鼻)の三観視点であります。 地上世界で人々が戦わせている論理論証は、どうしても物理論に片寄りがちで、そこに個の理論(個別主義)が台頭して唯物論なる偏狭解釈が幅を利かせた20世紀でありました。 こうした視点そのものは間違いではありませんが、唯物論のみが正論だとして他理論を抹殺せんとした時代精神が間違っていたのです。 現実の視点に頼りすぎた時代の権力者たちが、心象や霊性を闇に封じたからでしょう。 |