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111 運命の開拓者 |
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『観』の徳目を日々磨いてゆく道程に立ち塞がるものがあるとするなら、おそらく増上慢でしょう。 これは他の徳目に於いても同じではありますが、自惚れほど恐いものはありません。 調子が悪いから転落する人は少ないと思えますが、調子が良いことに馴れ親しんでしまうと、その後の努力精進が疎かになり、日々の自己研鑽すら失ってしまいかねない…。 順風満帆の中にも魔物が潜んでいるということです。 本当の高徳者は自身の徳が高まれば高まる程、なおさら謙虚に努めるのであります。 『観』の徳目の基礎研鑽にあたる『感性』『をつとめ』を日々の御霊磨きとして帯同していただきたい…。 古事記の神話における伊邪那岐命の禊祓いの段は、まさしく徳性開発の重要性を物語っているのです。 激流を遡るシャケのように、流れに逆らってでも上流を目指す気力を失わないように…。 真なる運命の開拓者にはココまでという制限はありません。 |