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16 超入 |
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邪な気持ちもなく怪しげな霊も近寄れなくなると、瞑想の深まりも極まってきます。 まれに今でも無の境地を目指さんと、何も考えず意識を停止させる行法を行う人も居ますが、本来は何もない無はありえないです。 自らの心で神の世界に超入する意識がなければ、そこに現れてくる霊的世界は魑魅魍魎の世界です。 古来より高徳者たちは、念仏や真言などを唱えながら、心の波長を天国へと向けたのであります。 行法に慣れていない者が単に目を瞑れば、頭に浮かぶのは日頃の心配事でしょう。 それらの心配事は【融】の徳目に至るまでに基礎研鑽(謙虚・調和)で乗り越えておく必要があります。 しかし人間には悩みは尽きません。 普段の心配事が無くなれば、さらに高度な問題も現れてくる…。 高徳者には高徳者なりの心配事があります。 だからこそ言葉の力を用いて、意識の統合を図るのであります。 |