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23 混沌 |
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これとは逆に中心性を乱したものが、破壊崩壊へと進んでいます。 我が我がと、ワガママな独裁者が複数あらわれてくると、彼らは互いに競い合い、奪い合う愚行を繰り返します。 そこには悔恨や怨念が相まって、どこまでも終りのない横暴が続くのです。 こうした混沌状態では、人々は安穏と暮らせるはずもなく、行き過ぎた侵略行為は多くの人々から幸せを奪うことになるでしょう。 乱立する中心は、もはや中心ではないのです。 原点は常に一つであり、たった一つの根本理念に向かって、民意の総意を結集するところにのみ正しい繁栄が始まるのであります。 自由と正義がワガママの下に遂行されたなら、まったくもって迷惑な話です。 我田引水は自己中心の権化となり、他者からの忠告など聞く耳を持ちません。 そうした自我の強い大勢による民主主義が、どれほど危険極まりないか…。 大多数が良識ある人々であれば多数決は正しく機能するでしょうが、欲望願望の強い大勢で決する裁決が民意であるとするならば、もはや時代精神そのものが幼いと判断されるでしょう。 |