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29 一大境地 |
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こうして長々と語ってきた内容から推測しても、『巣』の徳目は個人的な悟りの範囲では許されない領域であるといえるでしょう。 個性の開花のためには絶対者の自覚(神の子の自覚)を求めるべきですが、もう一歩だけ踏み込んだ『巣』の徳目では、究極の中心者(創造神・実相大神)を智覚する段階なので、天職としての役割を遂行するためにも、天来の使命(名脇役)を貫く強き意思を深めることになります。 そのためにも自我を限りなく薄め、雲一つ無い青空のような純粋無垢な霊性を磨きながら、自身の個性役割が、つねに全体を調和させながら繁栄へと向かうように、日々努力精進を怠らない生きざまを要します。 何気なく淡々と生きる中にも常人では追い付けない何かが光っている…。 これは一日や二日で身に付く魂の傾向性ではありません。 長い年月の間にコツコツと地道に積み重ねてきた努力の結晶です。 見た目だけで物真似が出来るものでもないのです。 実相の奥地に深く根ざした高徳者のみが体現できる一大境地なのであります。 |