32 高徳者

 

遙かなる高次元に向かって日々徳性を磨く習慣が身に付いたならば、その習慣さえも捉われず自然に行いになるところまでいけたなら、この地上界に居ながら永遠の生命を生きる心境になることでしょう。

こうした魂の性質は『巣』の徳目の上段階にある『神聖』の徳目に、あなたを誘う魂の傾向性になるでしょう。

『神聖』の徳目は、【積極の徳性】段階にあたります。

仏教における如来格、キリスト教における大天使の神心境に該当いたします。

地上人としてその段階まで行き着いた方は稀なのです。

しかし魂の傾向性が高貴なまま維持されたなら、そうしてその心境同等の実績が残されたなら、人生を終えた後の霊界帰還において、神々の世界に帰りゆく方も出てくるでしょう。

そのような人も歴史の転換期に当たる現代には、幾人かは居らっしゃるようです。

しかし地上人間である間は【融和の徳性】を一生涯、続ける姿勢を貫き、その志し半ばで力尽きて天国に帰る人こそ、真なる高徳者であったと評価されるのであります。

人間は地上で生きているかぎりは謙虚に努め、何所まで魂が高まったとしても奢り高ぶらず、地道に歩み続ける意志を捨ててはなりません。

そのためにも『巣』の徳目を磨き続け、自我を誇る自己中心者を目指すことなく、自ら進んで裏方(名脇役)を貫くような、心根の強い高徳者になっていただきたいと切願いたします。

 

 

 

18 徳性開発 【融和】