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44 風雲児 |
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『津』の徳目を高めるためには自我を放逐しなければならないです。 少なくとも限りなく自我を薄める努力を日々行じることです。 そしてその姿勢が自然のままの立ち居振る舞いになることが望まれます。 どこまでも我を薄める方向性に反比例して、大いなる自然界の金剛力は小さな自己を通して莫大な力量を発揮するでしょう。 そうした魂の傾向性が永遠無限に貫かれることが理想です。 地上に生きる一人の人間であるにも関わらず、人間離れした神の技量を感じられる…。 そうした奇跡にも似た現象が本人を縁として度々巻き起こってくるのです。 時代の風雲児はみな『津』の徳目を魂に有しておりました。 自然界の経綸を自在に操る大力人も現れるかもしれません。 しかし彼らも地上人である限り、個の力量には限りがあるのです。 ですから個のためではなく大義のために生命を賭して生きられる高徳者にこそ、時代の要請があるということであります。 |