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45 有限の世界 |
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『貫』の徳目は一言でいえば文字どうり『貫く』ということであります。 それは何に対して貫くのか…。 その答えは総てに対して貫くということです。 肉体人間としての個性は有限の世界における仮存在です。 本来の生命の実相は完全円満なる実相体であります。 つまり有限の世界を超えた無限永遠の生命体なのです。 しかし人間は地上に生誕すれば何十年かの人生を有限の尺度の下に生きてゆきます。 見渡す限り制限で埋め尽くされた世界観が地上では現実となっています。 本来は無限永遠の観点の中で生きるべき人間が、有限の世界で区切られた単位に囲まれて生きている…。 そこに人間としての苦しみや悲しみが巻き起こっています。 そうした中で本来の生命の実相を少しづつ取り戻してゆくことが魂修行でもあるのです。 そのためにも『貫』の徳目が用意されているのであります。 |