|
51 縦横無尽 |
|
貫く意志というものにも、個人的な実力の差が現われてまいります。 努力を重ねて育んだ徳目は、そう容易く亡失されるものではありません。 一日二日で詰め込んだ付け焼刃でもないのです。 目先の障害に意志が揺らぐような軟弱な基礎ではなく、少々の波風に動じることなき強き意志なのであります。 また実力の伴った『貫』の徳目には、それなりの知性が具わっています。 勢いだけで押し切るような単純な力量ではなく、真理に裏打ちされた根柢の根強さをその内面に宿しております。 つまり高徳者の貫く意志は、まさに縦横無尽なのです。 一つの道が閉ざされたなら、すぐさま他の道を選択して動き始める…。 何かに足止めされたら、間髪入れずに新しい方法を編み出してゆく…。 その真理の引き出しは無尽蔵の如く湧き上がってまいります。 なぜなら彼ら(高徳者)は高次元神界の神々と以心伝心(意思疎通)しているからです。 |