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59 車輪の両輪 |
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想いを深めるということは、ひとえに愛を深めるということであります。 一言で愛といっても、人の数なりの解釈があるわけで、どの人の愛の解釈も本人の精神基準からするならば、それなりの真実がありえます。 しかし立場が変われば善が悪になり、悪が善になる不思議な世界が地上の倫理です。 こうした個人的な基準では地上倫理(秩序)が保てないため、人類は民主主義を編み出しました。 多数決の多さで善悪の基準を測ろうとする地上倫理は、絶対多数の中に安住を決め込む努力なき衆生が大多数を占めるなら、民衆政策は破滅に向かうことになるでしょう。 そこには愛の本質を深める努力が必要なのです。 個性を超えた真実の愛を知覚するためには智恵が必要であります。 愛と智恵は車輪の両輪であるからです。 多岐に渡る愛を行使するためには人の数だけの智恵(知覚)を知るべきですし、人としての智恵を高めるためには愛が何たるかを深めねばならないのです。 |