69 霊的生命観

 

この地上世界に存在する全てのものは、目で見て手で触れて実感をもって確認することが出来ますが、何をもってその存在が『有り』と言えるのか…。

この答えは霊的世界の存在を未だに信じられない人々からするなら、そこに形が有るからこそ有るのであると断言するでしょう。

それは地上界のみの認識であって、霊的実在としての世界観ではないのです。

人間の生命が永遠に生き通しの霊的実在であるという見地に立てば、地上に存在する形ある全てのものは仮の存在形式であると理解されるのです。

そこに現実としての存在が認められるのに、それは仮存在である…。

こうしたパラドックスは地上界に蔓延する学問だけでは割り切れない問題であります。

どうしても霊的生命観の立脚点に立たなければ、真相は解明されないものなのです。

かつてはこの事実が宗教的な悟りの壁を超えなければ解らなかったでありましょうが、徳性開発が説かれる現代においては、一般人が一社会人として徳性を磨く過程において、十分に知覚できる領域になりつつあります。

 

 

 

18 徳性開発 【融和】