77 霊的見地

 

肉眼に見える現象物を仮存在として割り切って生きることは難しいかもしれません。

しかし霊的実在としての人間の本質を想うと、速かれ遅かれ霊的見地の下で、いつかは割り切って生きるしかないのです。

人間は地上生活の苦痛を嘆きながらも、不憫な肉体生命に依存しています。

死後の世界が如何なる世界か予想もつかないために、霊性への超入を拒むのです。

霊界の方こそ魂の郷里であると解れば、生死の恐怖は半減します。

そればかりか尚一層、今という時間を大切に扱うようになります。

永遠なる生命に気付けば、安穏として生きることの無意味さを知るからです。

魂の後退は虚しい生命の浪費であると実感するからでしょう。

本来は無である有限の世界(三次元世界)に生きながら、真実の有である実相の世界(魂の故郷)を生きる…。

そうした潔い生き方を心掛けていただきたいと想います。

そこに艱難辛苦を乗り越える秘策が見えてくるのであります。

 

 

 

18 徳性開発 【融和】