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87 黄金律 |
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かくのごとく『由』の徳目は、粋がったり焦ったりすることとは対極的な基本姿勢が自己展開いたします。 自己の都合ではなく周囲の要望に対して、無理なく無駄なく率なく淡々と応えるのです。 何事の引っ掛かりもなく拘りも無いため、人間関係に摩擦が起きにくい…。 そればかりか自然な受け応えが評価を得て、気心の知れた仲間が周囲に集まってきます。 そうした仲間たちも知ってか知らずか、仲間内では自我を抑えて、何かと助け合う方向で共に日々を重ねてゆくようになります。 古来より徳を貫く者には、このような良き感化力が具わっておりました。 他者から尊敬されながらも、皆と同じ立場(目線)に存在するのです。 普段の振る舞いが目立つようなものではないのですが、いざ居なくなると皆が空虚感を感ずるのです。 こうした自然な立ち居振る舞いが、周囲の人々を生かし育み導く動向になっています。 これが『由』の徳目の黄金律でもあるのです。 |