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98 聖哲ソクラテス |
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この『類』の徳目を積み重ねてゆくと、透徹した理性に行き着きます。 理性というものも現在の地上界では間違った認識が横行しています。 単に知識の量が多い人を理性ある人だというわけではありません。 生活の智恵が長けている人のことを理性ある人だということも違います。 地上に蔓延する学問を身に付けたからといって理性的であるとは言えないのです。 真なる理性というものは真理そのものであり、天地の理(ことわり)を身に体現する人のことを理性ある人というのです。 つまり実相の神々と一体化(神人合一)した高徳者の性質そのものを理性というのです。 しかし地上界の学問は、この理性を哲学の延長のように捉えています。 現代に哲学の聖祖(ソクラテス)が生きていたなら、地上で説かれる理性の脆弱さに失望されるでしょう。 古代ギリシャの地でソクラテスが説かれた理性は、霊性を通して正確に理性が何たるかを言い当てています。 |