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07【智慧】 |
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一粒の種または苗木が 大地に植えられたあと 大空からの恵みと 大地の恵みに育まれ すくすくと育ってゆく
その成長は個性によるが 神の育みがあればこそ 成し得る仕組みである
一滴の雫が水面に落ちる そこから波紋が広がり 周囲へと伝わってゆく
また僧侶が鐘を鳴らせば 鐘の響きが十方に広がり 遥か遠くまで伝わって 聞く人の煩悩を打つ
智慧は心の宇宙に満ちて 隙間なく繋がっている 一粒の種の性質に従って 同質の智恵が集まり 自己展開するのである ゆえに最初の一粒こそが 最も肝心であるのだ
貴方の個性に於いて どの様な想いを込め 何を実現したいのか その鉾先を決めるべきだ
智恵は宇宙の叡智に 間断なく繋がっている 良質の智恵は良質の叡智 偏狭な知恵は暗質な知恵 その適合せる世界が違う 貴方は何を選び 何処に繋がりたいのか それを確かに決定せよ
次に貴方よ博識であれ 囚われぬ博識であれ 知識は材料に過ぎないが 叡智の導きを知覚する 判断材料に成り得るのだ 神々が言葉を与えても 受手の容量が足りなく 意味内容が判別せねば 神々も暫し閉口して 神言の質を下げるのだ
貴方よ寸暇を惜しみ 生涯に於ける学人であれ 知識を得て智恵と成し より上質な叡智に 波長の合う人格者となれ それを神々は待ち望み 見守っておられるのだ
智恵は諸刃の剣である 叡智は草薙の劔である これを観念自在力という 扱う者の神格に応じた 切れ味が現れるのだ 諸刃の剣であるからこそ 貴方よ殺陣剣とせず 叡智なる活人剣とせよ 人を裁く剣ではなく 人を助くる剣となせ
智慧ある者よ 常に初心忘るるべからず 貴方が謙虚さを失った時 もはや叡智は影を潜める 高貴な波長から外れ 邪な知恵の奴隷となる これが心の法則である
何人も心の法則からは 残念ながら免れられない ゆえに叡智の剣には 謙虚の鞘を附帯せよ これを漏神通力という
止めどなく溢れる想いを 人時所に応じた分量で 使い分ける高徳者になれ これこそ求道者が求める 徳性でなければならない
常に結果は過去にあり 貴方が創る諸々の未来は 現在只今の中に存在する 過程という名の徳性を 良くも悪くも現すのは 他ならぬ貴方自身である |