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18 仁徳 B |
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最後に仁徳の纏めとしてお話することは自我の浄化であります。 自我そのものは純粋無垢な個性化に向かえば素晴らしい生命の彩りになります。 光り輝く純粋個性は実相世界の化身であり神の子の証明に他なりません。 しかし欲得願望や我儘三昧に侵された自我は、公害に汚染された大気や河川と同じであり、自らの存在する意義すら見失うでしょう。 よって心の浄化に対しても終わりは無いと悟る必要があります。 神の大生命は総ての生命を生かし育む光(生命エネルギー)であり、それは枯れることなき聖なる和泉として常に新しい命を無尽蔵に湧き出すのです。 人間の生命力も常なる聖泉であるべきで、毎日が新しい始まりであり、新たな人生の幕開けであります。 過去に囚われ拘る気持ちが多いと、それがやがて自我我欲となって固まって、大生命の聖なる和泉に蓋をして固着させるのです。 この不純物の固着を時折り修復しなければならないし、もとより生命の和泉に蓋をしない工夫を維持継続させなければならない…。 ここに仁徳の基礎研鑽が見い出されるのであります。 人間が霊界に里帰りしても個性体としての想念(おもい)があるかぎり物質世界に対する投影があり影響があります。 融通無碍や自由自在は得手勝手ではなく、実相大神の大御心を自発的に行使する如意自在であるべきなのです。 そのためにも個性体であるからこそ御霊磨きを怠ってはならず、仁徳そのものが神徳そのものに昇華するためには終わりの無い徳育(徳性開発)が必要不可欠であるということです。 古事記の神話に於ける伊邪那岐命の禊払いに見られるように、中津瀬の精神をもって大浄化を敢行し、高天原に於ける神鏡にて我が身を顧みる習慣(徳性)を身に付けることが、仁徳形成には最も大切な要素になります。 そうして生まれ変わった来世に於いても良き魂の傾向性は運命や宿命として、影に日向に貴方を導く奇跡になるでしょう。 つまり奇跡的善展開は必然である…。 何時か何処で積み重ねた徳性の結果、時を経て結実した成果でもある。 徳性開発には十四徳性として仁徳・新生・優美・勇気・判断、継続・探究、信念・秩序・感謝・謙虚・調和・融和・積極などがありますが、仁徳こそ中心柱であり要点核であります。 人間の証明は仁徳を通して果たされるもので、神の子の自覚も仁徳を通して深められるものであります。 貴方よ、天と地を繋ぐ架け橋となれ…。 そのための良き人格(うつわ)創りを怠るな。 貴方の覚醒は世を救い、未来を開く礎となる。 歪められた精神世界に真理の火を灯して、暗黒の世を照らす灯台となれ。 その時は今、貴方の前に訪れている。 |