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27 覚醒 |
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@反省A剥離B置換…と段階的に説明してまいりましたが、この次に取り組むべき作業は『覚醒』(決意する)です。 過去の足取りを顧みて反省し、間違った言動を切り捨て、正しい真理に照らし合わせて悔い改めたなら、もう二度と同じ過ちを繰り返さないために、心の内部に向かって強く決意するということです。 この決意表明は大切なことでありまして、間違った心の方向性を正しい目的地に変換する力があるのです。 このことを『覚醒』というのですが、迷いの霧の中で右往左往している自分であっても、徐々に霧が薄まって晴れ渡る空にハッキリと希望の星が確認できるような、まるで目が覚める想いに似ています。 この『覚醒』を促がすものは言葉の力によって潜在意識の内部に対して、何度も繰り返し正しい真理を宣言するのであります。 運命や宿命は普段の生活の中で習慣化され積み重ねられた印象の副産物です。 その積み重ねが地上世界に生まれてから現在に至るまでの期間であったり、さらに遠い前世からの積み重ねによるカルマ(業の流転)であったりしますが、何れに於いても習慣の積み重ねにより、潜在意識の内部に繰り返し植え込まれた誤謬に他なりません。 それらの誤謬(マイナスの印象)は正しい反省をすることによって、一つずつ置換(プラスの印象に置き換えられる)され、誤謬の領域(パーセンテージ)がマイナス領域よりもプラス領域の方が多くなった時に、運命の扉は音を立てて開かれ、悪痕は善痕へと姿を変えて、貴重な経験値としての智恵や克服能力になって、その後の人生のフォロー(手助け)となります。 こうした言葉の力を使って運命を克服するような手法は、現在も様々な方が教材として使っていますが、反省回顧を通さないプラス思考や光明思想は間違っています。 それは心の内部に染み付いた汚点を其の侭にして、その上から仮にメッキを貼っていることに等しく、放置された汚点(内部衝動)は生命を有しているため、時折り泡のようにメッキを突き破って浮き上がり、当人の表面意識を威嚇してくるのです。 悪痕も意思を持った生命であるからこそ、その意思を忠実に実現しようとすることは自然の成り行きでもあります。 しかし意思を持った生命であるなら、その意思を善なる意思に変換することで今後は味方になるのです。 三蔵法師が孫悟空を改心させたように、悪痕が強烈であるほど、マイナスからプラスに転身したなら最強の助っ人になるのです。 このように反省回顧を通した光明思想こそ本物であります。 反省(顧みる)剥離(切り捨てる)置換(悔い改める)を通してこそ、『覚醒』は有り得るのです。 もう二度と同じ過ちを繰り返さないと宣言をして下さい。 その自覚が高まれば自然と宣言は断言になり、正しい真理に照らし合わせた人生を生きる(肯定する)言葉へと変わるでしょう。 |