28 実践

 

ここまで辿ってきた反省回顧の段階は非常に重要なステップでありますが、それらの段階をシッカリと踏まえた上で、最後の仕上げに掛かります。

それは『実践』(行動する)です。

どんなに深く反省しても、それを行動に移さなければ反省回顧は完成しません。

仮に思いの中だけで完結するものであるなら、何処まで行っても妄想の域を越えられない…。

たとえ行動に移したものが上手く行かなかったとしても、反省の足場を更に盤石にするための一要素になるのです。

しかし反省のステップを踏み締めないプラス思考や光明思想は、ブレーキが効かないまま爆進する車のように、何がいけないのか分からないまま大事故を起こすのです。

事前に予測が出来ない上に、無闇な猛進を行なえば大惨事となることは当然の結果であります。

正しい反省のステップを踏み締めて、確かな一歩(実践)を試みて下さい。

ここまで達して始めて反省回顧は完成を迎え、次なるステップに入ってゆけるのです。

この反省回顧の五段階は、五十音の『か行』を使っています。

か…顧みる(反省)

き…切り捨てる(剥離)

く…悔い改める(置換)

け…決意する(覚醒)

こ…行動する(実践)

これを反省の『かきくけこ』と覚えて下さい。

この反省回顧は【新生】の徳性を体現するための足場固めに当たります。

この足場がシッカリと固めてあれば、新生の局面に超入しても、少々の波風では揺らがない精神が育まれます。

打たれ強い性格は、数々の困難を乗り越えてきた証であります。

足場固めが弱いと行動に於いて躊躇したり、同じ過ちを何度も繰り返したりします。

それは何故かと言いますと、反省(顧みる)段階の自己チェックが甘いと軽はずみな行動になりがちで、他者の気持ちを配慮しない行動は、人間関係の改善には繋がりません。

また剥離(切り捨てる)段階の断捨離が甘いと後悔ばかり先走って、その第一歩が出し辛くなります。

次に置換(悔い改める)段階の認識が甘いと物事の正邪がよく分からず、何のための行動かを忘れがちになります。

更に覚醒(決意する)段階の信念が甘いと確固たる自信が持てず、目先の小さな障害にさえ尻込みしがちです。

ようするに反省回顧の段階は、何れをとっても重要だということです。

いま一つ実践(行動する)に於いて付加しておくならば《急がず臆せず怠らず》を心掛けていただきたい…。

その第一歩は小さくてもいいので、次なる一歩を重ねることです。

更なる一歩を連ねることです。

一足飛びに問題を乗り越えたい気持ちは誰しもありますが、反省回顧を通した行動は、その一歩一歩に全て尊い意味があるはずです。

そうしてまた躓いたなら臆せず反省回顧を怠らない貴方であれ…。

 

 

 

20 十大理念 【仁徳】 【新生】