06 爽快

 

それでは実相流転の法則に従って、優美の理念を体現するための方法論をお話します。

まず最初に心掛けることは『爽快』であり、これは爽やかさを取り戻すと言うことです。

人間は誰もが地上に生まれ出た赤児の頃は、何物にも染まっていない純粋な精神状態であったのですが、徐々に年を経て成長するごとに周囲からの様々な影響を受けながら、心に曇りや霞を蔓延らせてしまいます。

地上世界は天国とは違って様々な誤謬も多く、清らかな精神のまま(素のまま)では生きられないのが現状であります。

そのため人は何時しか心を曇らせ、複雑怪奇な思考を面白がって魂の純朴さを失いがちなのです。

しかし悲しいかな現代社会には徳育が廃れ、正しい魂の教育を人類は放棄しつつあります。

つまり心に蔓延った誤謬(ストレス)を自己内部浄化で拭い去る正しい方法を教えられることもなく(正しく教えられる人も少なく)、そのため周囲に迷惑を掛けながらストレスを発散する人も多くなり、それが徐々に悪化してイジメや自殺や犯罪にまで至っています。

現代の人間が忘れてはならないことは、人間は動物ではなく、神の子としての精神性を魂のルーツにした心ある人間であるという事実です。

心に蔓延った誤謬(ストレス)を拭い去り、本来の爽やかさを取り戻したなら、自ずから神性が発現して優美の徳性が具わるのであります。

あれこれと地上的な技法に拘るよりも、地道に質素倹約を心掛ける方が、優美の理念に近いということを知る必要があります。

あざやかな朝日に彩られた大地を青々と見下ろす晴天の青空のように、爽やかな心で今日を生き、爽やかな気持ちで明日を迎えて下さい。

その心持ちが周囲にも伝わって、貴方の人間関係に於いては徐々に摩擦(争い事)が消滅してゆきます。

外界は心の投影であり、想念の赴きに従って現れた心の影であります。

本人の心の浄化が進めば自ずと周囲の環境や境遇も改善されるのです。

グチグチと他人を裁く習慣を止め、ジメジメと自分を責める習慣を止め、自己反省は確実に素早く終わらせ、自他ともに過ちを許し合い、お互いの存在そのものだけでも感謝し合える心境をこそ、努めて構築して致だきたい…。

これが優美の徳性を目指すものの最初の徳目『爽快』であるべきなのです。

爽やかさが分からなくなったなら、貴方は一人で青い空を見上げて下さい。

そこには優しい眼差しで両手を広げた青霊(あおみたま)の天使たちが、いつも貴方を見守っています。

たとえ暗雲に閉ざされた雨空であっても、その厚い雲の上空では何時もと変わりない青空が広がっています。

爽やかな心を取り戻し、本来の神の子の自覚を深めて致だきたい…。

ここに実相世界の神々の祈りが感じられるはずなのです。

 

 

 

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