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11 源泉 |
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優美の理念を体現するための方法論として@『爽快』A『優雅』B『滲透』C『柔軟』D『素朴』と語ってまいりました。 これらの手法を基礎研鑽として育みながら、更に生命の実相に超入するための発展段階を説明いたします。 まず第一段階としては礎石となる『源泉』を見い出すことが重要な徳目になります。 優美の理念は女性的な徳性だと想われがちですが、本来の優美の理念には男性的な徳性も存在しています。 もともと男女は一つの意識から枝分かれた陰極と陽極であります。 これは優美の理念に於いても同様で、男性的・女性的な役割分担があると言うことです。 男性的な陽極は実相そのものを象徴して、女性的な陰極は現象そのものを象徴するもので、現象世界の末端にある三次元地上世界は、陰極としての女性的な理念に接しやすいために、優美の理念は女性的な徳性と捉えられているのです。 男性としての美・女性としての美は役割が異なる…。 それは男女の生態系にも現れている事実です。 ゆえに男女の美的感覚は、それぞれの極として相対的な対極にあり、お互いの利点を生かし合い、相互に欠点を補い合い、心根を一つに融け合わせて一致協力することが望まれるのです。 男性としての美は@あたたかさAさわやかさBたくましさ。 女性としての美は@やさしさAきよらかさBおくゆかしさ。 それぞれの極性を合わせて説明すると…。 @太陽(男性)のような《あたたかさ》に対して月(女性)のような《やさしさ》…。 A青い空(男性)のような《さわやかさ》に対して青い海(女性)のような《きよらかさ》…。 B大樹(男性)のような《たくましさ》に対して草花(女性)のような《おくゆかしさ》…。 大宇宙の繁栄は三進法(正・反・合)なる発展段階を辿っているのですが、優美の理念に於いても男性的な美は@あたたかさAさわやかさBたくましさ…の融合であり、女性的な美は@やさしさAきよらかさBおくゆかしさ…の融合であります。 これらの要素が何処まで体現されているかによって、表面的な印象や内面的な感情、さらには心情的な心象に於いても感性の相違が出てくるのであります。 男性は男性的な理念を、女性は女性的な理念を追い求めることで、人類は本来の美的感覚を取り戻せるのです。 こうした男女の相違を認め合い、誘い合い助け合うことで、人間としての本当の美(心身ともなる)が心根にも響くのです。 その心の響きが感動となって更に美的感覚は育まれてゆきます。 心根に響いてこそ美は美徳として讃えられる…。 形態の奇抜さや色合いの斬新さだけを追い求めても本来の美的感覚は目覚めないのです。 貴方が優美の理念としての美徳を目指すなら、実相宇宙に繋がる本当の美をこそ追い求めて致だきたい…。 |