33 役割

 

ここまで実相(勇気の理念)を顕現させるための発展段階を語ってまいりましたが、最後の取り組みとして心掛けるものは『役割』(体現する…)であります。

心を整え、愛を施し、持続を忘れず、結びの心を生きる…。

この先に見えてくるものは天来の使命とも言える『役割』であります。

人間(本来の個生命)は何の為に生まれ、何の為に永遠の生命を生きているのか…。

この解答は誰もが必ずあるはずで、しかも魂の生長過程に於いて解答そのものも進化しているはずなのです。

この本来の解答を見い出した時に、それまで介在していた諸々の欲得願望が朝霧のように消滅して、その奥から懐かしい太陽の微笑み(実相)を拝むことが出来るのです。

自らの本来の姿を取り戻したなら、この上ない安らぎと揺るぎない勇気が湧いてまいります。

忘れかけていた本当の自分を見い出すことは、地上に生きる人間にとって至福の時に当たります。

真なる勇気を取り戻した者は、もはや恐れるものが無くなります。

本来の使命・本来の役割を悟ったなら、その後の生き方に於いても迷いが無くなるでしょう。

向かうべき方途、成すべき物事、自分を必要とする時代環境に、自らの意志で飛び込んで行くことになります。

それが神の子としての使命役割だからです。

人としての心を見失なった社会では形に見える勇気を求められ、しかも結果を残せなければ抱いた勇気も偽物扱いされてしまいます。

そうした世の中にあって、見た目の評価が如何に曖昧であるか…。

個性化の時代は比較に於ける評価に片寄りがちで、その評価基準も個人的見解になりがちです。

そして残念ながら自我の強いリーダーの偏狭な思考範囲に無理矢理押し込められて、才能ある若者たちは萎縮することが多くなりました。

真なる勇気を持つものは目先の評価など気にせず、現在只今の自分が出来ることを見つけ出しながら一挙手一投足、祈りを込め心を込めて黙々と歩み続けて下さい。

そうした姿勢が徳性を高めて何時しか貴方を《むすびの大道》へと導くでしょう。

《むすびの大道》は高徳者たちの道であり、神の子の自覚を抱いたまま俗世間に紛れながらも、救済教導の使命役割を貫ける人が歩む大道です。

こうした方々が附帯する徳性を《太陽の徳性》と言います。

勇気の徳性を高めた先にも《太陽の徳性》に至る岩戸(間口)があります。

この岩戸を力強く逞しく引き開けて、岩戸の奥にて待って居られる天照大御神をお迎えして下さい。

その時に実相と現象が本来の姿(相関関係)に戻り、国譲り(大政奉還)が厳かに執り行われるでしょう。

今回は勇気の徳性を取り戻すための方法と発展段階を語ってまいりました。

勇気の徳性に於いても求道精神に終りは無いということを心得て、遥かなる高みを目指して歩みを続けていただきたいと想います。

 

 

 

21 十大理念 【優美】 【勇気】