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13 源泉 |
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判断の理念を体現した者が更に精神を高めるために踏み締める徳目段階として『浄化』『邁進』について語ってまいりました。 この次に取り組む徳目は『源泉』であります。 数多くあった選択肢の中から最も重要なものを選び取り、着々と歩みを重ねて実現の時を目指すのですが、この王道が真理(愛)に裏打ちされた真実の道であるなら、必要な智慧や愛は泉の如く無尽蔵に湧いてきます。 理想(目的目標)が実相に直結したなら、実相世界の愛念が枯れることなく現象化するのです。 こうした源泉を見失なわない工夫と努力を惜しんではならないのです。 永遠なる旅人として転生輪廻を繰り成す人間であるからには、結果では無く経過こそが重要になります。 結果は足跡としての過去であり、それとともに結果は追い求める未来であります。 現在そのものも過去の集大成である…。 すると経過に当たるものが何であるかと言いますと、『今』の一点が久遠に永遠に連なる瞬間こそ経過(プロセス)そのものであります。 気が遠くなるような過去の歩みと、果てしない可能性を秘めた膨大な未来を、今の小さな一点が繋ぎ合わせている…。 こんなに小さな一歩が、実は大きな意味合いを含んだ貴重な一歩であるのです。 この今の一点に執り行われる一挙手一投足は、実相世界に直結することで総ての過去を輝かせ、明るい未来を呼び寄せる貴重な一歩に変わるのであります。 この実相世界の扉を再び閉ざさぬように、また誤って実相世界の扉を閉ざした場合に直ぐさま源泉(実相)を取り戻すように…。 常に生命の基準が実相世界にあることを忘れぬように神の子の自覚を深めて致だきたい。 地上の現実世界の中では物理的生活を営みとして生きているわけで、実相世界を忘却する材料が周囲に満ちています。 そうした中でも神の子の自覚を深めながら物質世界と上手に戯れている覚者も居るはずです。 しかし彼らの私生活の知られざる部分には、神の子の自覚を深める領域(時間帯)が少なからずあるはずです。 それが祈りや瞑想であったり、真理探訪であったり、禊ぎや反省浄化であったり、感謝行や善行愛行であったりします。 いずれにしてもこれらの行法には、実相世界の源泉を枯らさぬための常なる誘い水としての意味合いがあるのです。 実相世界と同じ波長を維持継続することで、真理の源泉と磁石的に感応する…。 これも心の法則です。 縁起の理法は何人も覆す事は出来ません。 そうであるからこそ感応し合う世界が地獄では無く、実相世界に犇く神々の世界(天国)であれば良いのです。 三千世界(善悪すべての方向性)を指し示す心の針を何処に向けるかで人生が規定しているので、悪しき方向から善き方向へ心の針を指し変える工夫も人格者の徳性であります。 貴方も無尽蔵なる源泉に直結して、生命の実相を地上に照らす真なる智者となれ! |