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02 理性 |
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秩序の理念を体現するための二つ目の要素は『理性』であります。 現在の地上世界で捉えられている理性は、物事を論理的に捉えて考えることで、場当たり的な妥協人間ではなく、思考回路を駆使しながら最も良き解決方法を模索する人を理性的な人と言うようです。 しかし霊的観点から理性を解すれば、全ての物事を理念に直結した観念で直接把握して、真実の解答を導き出す人をこそ理性の人と言うのであります。 実は直接把握するべき理念には次の三つの理念があります。 一つ目は天理であり、天国すなわち霊的世界以降の神々の世界観で、この部分が地上世界では永らく閉ざされ歪められて伝わった天界理論でありました。 二つ目は地理であり、こちらが地上世界で古くから活用されてきた地上倫理であり、各時代背景に合わせられた活動指針でありました。 三つ目は融理であり、天理と地理を繋ぎ合わせ融合する天使(導使)の理法であります。 この融理を扱える者は殆んどが高級霊(徳性の高い魂)です。 しかも人類救済・魂の進化発展・宇宙秩序の大調和などを天職(使命役割)として転生を繰り返す高級霊に他なりません。 それだけ融理の把握は難しく、地上人間の一代記だけでは得られないもので、数限りない転生経験を通して魂の宝庫に備蓄した徳性の霊的基盤が必要になります。 この融理を扱える高徳者が一人でも居れば、その人の環境(影響エリア)に於いては秩序・調和・繁栄が訪れます。 地上に降臨した高級霊であるからこそ、その人生途上には霊的世界からの多くのバックアップがあり、そのことを他言はしないが本人も自覚している場合が多いです。 こうした融理を得るためにも他の二つの理念(天理・地理)を学ぶべきで、この二つの理念の何方かを固持したまま生きると多くの苦しみを味わうことになります。 つまり地上世界の生活に執着したまま霊界に帰れば低位霊層(地上世界に近い辺り)に留まり、または肉体死後も地上世界に留まって徘徊することになります。 また天国の生活に執着したまま地上世界で社会生活をすると人間関係に馴染み辛く、不平不満が許容範囲を越えると反社会活動を始めたりしがちです。 天国論も地上倫理も、それぞれの現状での立ち位置に展開する現実なので、何方も否定出来ないし片方だけを肯定することも本来は出来ないのです。 地上倫理も霊的世界観も等しく学びながら、現在只今の境遇に於いて最善を尽くすべきであります。 こうして『理性』は真実の秩序世界を構築するために必要不可欠な要素であり、アセッションが叫ばれる現在の地上世界には特に必要な徳目であります。 |