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15 継承 |
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未来への遺産について『道標』の徳目を通して語ってまいりましたが、この『道標』の徳目を貫くためには次なる魂の階梯を踏み締める必要があります。 それが『継承』の徳目であります。 ここまで秩序の徳性段階を踏み締めた徳者であれば、もはや自我に執着する精神ではないはずなので、自分の利得や自己愛に生きる人は間違っても居ないでありましょう。 ただ人のため国のため人類の明るい未来のために、この『継承』の徳目段階があると認知されると信じています。 可愛い子供たちの幸福な未来のために総ての努力精進は注がれ、太古から寄せられた望郷愛念の想いを背中に観じながら、ますます使命感は高まってゆくであろう…。 そうした強き善智精神と愛他精神に裏打ちされた貴方の歩みであることを信じています。 人間には転生輪廻(生まれ変わり)があり、自分たちが創造した新たな社会秩序の中に、やがては生まれ変わった自分の未来があるかもしれません。 それは間違いなくあると想った方がいい…。 真っ当な使命感(責任感)があるなら、自分たちが創造した社会秩序の修復や進展に携わる方が自然であります。 そこに魂の生長を遂げた未来の貴方が転生して、かつての偉人たちが遺してくれた智恵と教訓を真摯に学ぶ姿があるでしょう。 それは魂の奥底で響き合う何かを感じるからで、その感性(徳性)を魂に刻印したのが前世に於いて努力精進した貴方自身であるのです。 高度に進化を遂げた生命であれば過去世・未来世の自分の姿や生き様が霊的に観える人も稀に存在しますが、そこまでの霊能力が無くても、先祖代々から受け継いだ命を両親との深縁を経て戴いた事実に感謝して、自らの子供や未来の若者たちに夢や希望を抱かせる程の愛念を継承する想いを高め深める…。 こうして使命感が高まり想いが深まれば人間は時間空間を超越した天命を生きることになります。 秩序という理念は縦(時間)横(空間)融和の元に構築されるもので、その何方か一方に偏ると崩れる運命にあります。 小さな範囲内での秩序も大きな領域での秩序も、基本的な構築要素は同じであります。 その中で最も重要な要素は融和(むすび)であり、総てを結び合わせる精神さえ忘れなければ、やがて大難も小難も解決に向かいます。 人種を越え国境を越え、文化宗教の垣根を超えて、時代精神を超越するためには魂の絆を繋げる高徳者が一人でも多く育つ必要があります。 いつか地球人類も一つの家族となる時がくるでしょう。 そうして地球内秩序を更に進化させた宇宙秩序を迎え入れる時代も到来します。 その時期を早めるのも遅めるのも貴方たち高徳者の普段の努力精進に関わってまいります。 どうか人類の明るい未来を開くために総てを懸けて生きて致だきたい…。 |