004 文明は徳性の土壌

 

 

自分一人だけの人生であれば、魂は永遠に子供のままで良いのである。

しかし創造の神は魂の分割を果たし、意識の個性化を果たしたのである。

その方がより一層、生長する余地(可能性)があると創造神は信じたからであります。

人間は単なる操り人形ではない。

善のみに生きるようデーターを組み込まれたのなら、人間は何処まで行ってもロボットである。

善も悪も成し得る自由選択の中で、少しでも善に傾いた心を自発的に選び取る意識(魂の傾向性)を、自由意志によりて育んでゆくべきでありましょう。

個性が犇く自由意志同志の相克の中でこそ、お互いの意識調整が必要になり、数多の思考が混在するからこそ、高度な人格が形成されるのであります。

個性の集積は調整の文化を創み出し、紆余曲折しながら質を高めた文明を築き上げるのである。

そこにこそ人間の生長する余地(可能性)は無限となり永遠となり、徳性を開発するための人生生活学校として地上世界は尊ばれるのであります。

もはや地上に生まれ出たことを否定することなかれ…。

むしろ地上に生まれ出たことを力強く肯定して、運命と前向きに戯れる貴方であれ。

人生は誰かが用意してくれるものではなく、自分の力量で構築するものであります。

周囲が用意してくれるものは材料だけであり、それらの材料から必要なものだけ選び取って、世の中の進化発展大調和に貢献する自分らしいツール(徳性)を、ひたすら磨いてゆく貴方であることを信じて祈るだけであります。

 

 

 

  29 黎明の風 【文化編】