005 言葉の創化力

 

 

言葉は総ての始まりであり、生命の未来を規定する源である。

人は言葉を発して地上に生まれ、感謝の言葉で魂の故郷へと帰るのであります。

言葉は命であり想念であり、性格であり人格であり貴方そのものである。

心の内部から外部に動きが生じたとき、想いは言葉としての命をもって、言葉の性質なりの働きをするのであります。

しかし放たれた言葉には自己統制能力はなく、言葉の性質に忠実なる働きをするのみである。

ただ放たれた言葉に付加価値を添えることは出来る。

その場合も人間の創価力が働く訳であるが、既存の言葉に想いを盛り込むことで、重厚なる意味合いをもった新価値へと姿を変えるのも言葉であります。

こうしたことから言葉の正体を分析すれば、言葉は第一に念い(思念・想念)であり、第二に発声であり、第三に表情(ジェスチャーを含む)であります。

第一の念いが外界に現れるまでには、三次元世界に於けるタイムラグがあるため、その準予期間に言葉の性質を変転させることは可能であります。

その一連の作業を行なうものが心であり、ここに貴方の徳性が存在しなければならない。

つまり念い(思念想念)の関所(チェック機能)が無ければ、人間の心の世界は無法地帯と成り果て、魑魅魍魎なる猛獣や迷妄霊などが潜む弱肉強食のジャングルへと退化するのであります。

念いが形になって現れるまでに自己チェック(反省回顧)を通すことで、言葉の浄化が成された心の世界には、明るい希望が暖かく広がるのであります。

 

 

 

  29 黎明の風 【文化編】