008 危険予知能力

 

 

人生には虫の知らせというものがある。

これは何か身の危険が迫っている時に、ちょっとした気付きを与えられることである。

その虫の知らせに本人が気付くかどうか…。

また迫り来る危険に気付いたことで自発的に回避策を採れるか否か…。

ここに運命の分かれ道があると想って間違いはないだろう。

心が欲望で濁っている人間は、なかなか虫の知らせに気付かないものだ。

我欲の強い自己中心者ほど、気付きを自分の都合の良いものに捻じ曲げて解釈している。

従って心が素直(純粋)でなければ、危険予知能力は開発されないと言うことである。

都会の雑踏で巨大な集合念に取り巻かれて生きている者より、田舎の片隅でヒッソリと暮らす人の方が、心的世界に於いては心が敏感に作用するのである。

人間の心を惑わすものは常に驕り高ぶりである。

謙虚さを忘れた人間には気付きを得る心の余地が少なくなっている。

これは都会に毒された現代病の一つであります。

人間よ、人間たちよ…。

都会を捨て、地方へ出でよ。

偽りの華やかさを求める虚飾に拘るな。

人として大切なものは、もはや都会には少なくなっている。

心的価値は薄れ、物的価値ばかり追い求め、人間の心を蔑ろにして自縄自縛しているのか現代の哀れな人間である。

心を浄化して霊的感性を研ぎ澄ませば、驚くほど多くの気付きに助けられるであろう。

それが霊的人間としての本来あるべき姿である。

 

 

 

  29 黎明の風 【文化編】