012 勇気を湧き出す愛の力

 

 

21世紀を迎え、人類は心の在り処を見失なっている。

それゆえに善行や愛行の正しさが解らず、それを行使する段階で躊躇したり臆病になるのである。

良い行いをしようとしても偽善者扱いされたり、他者を愛する想いを下心から発されたものと誤解をされて、他の人の幸せの為に何かをさせて致だきたいという正しい想いを、心の奥深くに仕舞い込んでしまうのである。

愛を生きんとする善良な人よ…。

貴方は貴方の道をゆけ。

他人の評価は泡沫の時の流れを濁すほどの力しかない。

それは単なる嫉妬であり迷いに他ならない。

素直に手を差し伸べる勇気が湧かないなら、心の奥深くに尋ねると良い。

私心ありや否やを確認する必要がある。

本心から相手を救いたいと想えるなら、もはやその想いに素直に従えば良いのである。

他者の魂を愛する想いは貴方を行動の人として駆り立てるはずである。

そこにはもはや躊躇も臆病も影を潜めるでありましょう。

愛は世界に広がり、人類を生かし育む力になるであろう。

貴い想いを胸に秘めて、実践することが出来る徳性を身に付けよ…。

その時に気を付けることは二つである。

一つは自分の事ばかり考えないこと…。

いま一つは相手の幸せを優先すること…。

そうすれば愛の力は其のまま勇気へと変わるであろう。

自分の為に生きる者は、溜めが効かず長続きしないが、人の為に生きる者は、自らの限界さえも超えてゆくのである。

 

 

 

  29 黎明の風 【文化編】