015 心の暗部に松明を灯せ

 

 

心には人生が詰まっている。

運命が犇いている。

どのような生涯を辿るかは心を垣間見れば推測できる。

しかし人は自らの心を見ようとしない。

醜く蠢く醜態の存在を認めたがらない…。

したがって心の内部は無法地帯になるのである。

自らの内に様々な醜態が存在するから、無意識に他者の醜態を裁いたりするが、それは本来の自らの内なる心の投影でもある。

他者批判や裁き心が多い者は注意が必要である。

他人を上手に裁くが、自らの心の清掃が疎かになっていないかを、自己チェックしなければならない。

裁かれなければならない者は自分の方であったと知る必要がある。

他人には厳しいが自分に甘い人間は世の中に多いのである。

時折は立ち止まって脚下照顧する貴方であれ。

自らの心を精査する貴方であれ。

他人の粗を見い出すことは容易いが、自分の心の粗を見い出すには勇気が必要である。

そこに蠢く心の病魔と対峙しなければならないため、それなりの勇気がなければならない。

そのためにも貴方の心に松明を灯せ…。

松明とは真理であり光明である。

神の子(光の子)の自覚であり明朗快活な人格である。

明るさは過去の総てを氷解させる力がある。

心の内部から魔物を追い出すエナジーとなる。

心の暗部に松明を灯せ。

これが心の浄化の始まりである。

 

 

 

  29 黎明の風 【文化編】