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028 イニシエーションの呪縛
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悠久の時の流れは、初めなき過去から終わりなき未来に向かって、人間の意識に関わりなく時を刻んでいる。 その中で人々の心に着々と刻み残された魂の伝承は、歴史を彩る絵画のように重要な牽引材料となっている。 魂を突き動かす御言葉の数々…。 人生を生きるための貴重な指針…。 結局のところ歴史を良くも悪くも想像して、現代の地球環境を維持継続してきたエッセンスは、時代の最先端で呻吟しながら道を開拓してきた偉人たちの航跡である。 その心の財産を継承しながら更に発展させる使命が貴方たちにはある。 かつての価値観は、その時点では十分に通用した価値創造であったとしても、何百年何千年と同じ価値基準が通用するものではないのである。 しかし偉人の偉大性は尊敬や信仰となって、時の流れが止まったまま一つの信条になっているものもある。 本来は魂の自由性を開放するための宗教が、数々の戒律を並べて心を縛り付けている。 信仰心が深い敬虔な信徒であればあるほど嵌まり易い底なし沼がある。 より良き伝承であるからこそ生きた智恵として継承してゆくべきものが文化の使命である。 負の遺産による心の呪縛に嵌まり込んだ本人であればこそ、その呪縛を開放出来るのも本人の意志次第であります。 |