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048 言葉の調律 (立端の音) |
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御霊鎮めの原理と方法は立端の音にある。 立端(たちはな)の音というのは陽音であり、平仮名五十音で言えば縦の端にある『あいうえお』の音のことであります。 なぜ『あいうえお』が陽音であるかと言うと、その音だけでハッキリと発音できるからである。 逆に『か』行より以降は陰音と言って、その音だけではハッキリと発音できない音である。 正確に『か』と発音するためには『かーぁ』と言う具合に、『ぁ』の音をも出してこないとハッキリとした発音が出来ないのであります。 他の陰音も全て同じであって、それぞれに陽音(あいうえお)を出してこないとハッキリと発音が出来ないのである。 つまり陽音の後押しを用いなければ不完全な音(言葉)のまま表現されると言うことである。 時代が乱れる要因は得てして言葉の乱れから始まるのであります。 陽音というものは公体でありまして、意思疎通の為に人と人との心と心を結ぶ公の音である。 自分勝手に自己都合を優先して、公での他者配慮を怠っていると、不完全な人間関係は互いの気持ちすら理解し難いものとなるのであります。 形には魂を込める必要がある…。 陽音としての魂が身体から抜け出せば、人間としては死を意味するのであります。 言葉に於いても同じ意味合いであって、陽音を失った言葉は魂の抜け殻であり、大和の国に幸栄う産巣日(結び)からすれば真人間としては逆行現象である。 従って時代の乱れは言葉の調律から始めなければならない…。 この言葉の調律に於いて立端の音(霊的陽音)を用いるということであります。 |